■大人の境地に達するとよさがわかってくる?【中道保守部門】
●大人になればなるほど「人間、中庸が一番……」としみじみ思うもの。そんな境地に達した各位に向け、「中道保守路線」のステーションワゴンを紹介!
「20歳までに左翼に傾倒しない者は、情熱が足りない。20歳を過ぎて左翼に傾倒している者は、知能が足りない」と言ったのは往年の英国首相、W・チャーチルだっただろうか。
それと同様に「スピード」や「ステイタス」にこだわるのは決して悪いことではないが、いつまでもそこに“過剰に”こだわるのは、いささか大人げないふるまいと言えるのではないか。
大人たるものに必要な態度とは、「物事の本質を見きわめながら静かに中道を歩むこと」であるはずなのだ。
そういった境地に達した各位にぜひご注目いただきたいのが、ここでご紹介するような「どこかが突出しているわけではないのだが、乗っているうちにしみじみよさを感じる」といったタイプのステーションワゴンだ。
周囲の者から「すごい!」とか「カッコいい!」と言われることはないかもしれない。だが、自分自身がそのクルマのよさを知っていれば、それでいいではないか!
■結論:ステーションワゴンほど素敵な乗り物はない!
ステーションワゴンの弱点とは何か? 筆者には「最低地上高がSUVよりは低いので、やや気を遣う局面がある」、「箱型のクルマほど背は高くないので、大きな荷物を大量に載せるにはベストではない」くらいしか思い浮かばない。
逆に長所といえば「セダン並みの走行フィール」、「ときにはセダン以上のステイタス」、「それでいて充分以上の積載能力」など、枚挙にいとまがない。ってなわけなので、そろそろ本気でステーションワゴンを見直してほしい。マジ頼む。
【番外コラム】ところで「オトナの快速紳士運転術」について考えてみたい!
ハイスピード走行を得意とするステーションワゴンに乗り、公道をハイスピードで走る。何のヒネリもない、大人としてはきわめてダサい行為である。いや、ときには爽快に突っ走りたいマインドを否定するわけではない。そうではなく「大人には大人の走り方があるでしょ?」ということを言いたいわけだ。
周囲にクルマがほぼいない見通しのよい高速道路などを、ときにかっ飛ぶのはいい(法定速度は守ろうね)。だが何のメリハリもなく「常にかっ飛んでいる」ようでは完全に大人失格であり、高性能なクルマに乗る資格もないと、言わざるを得ない。お気をつけあそばせ。
●大人の「快速紳士運転術」3箇条
1.横断歩道手前では紳士たれ……信号機のない横断歩道を歩行者が渡ろうとしている時、ドライバーは停止しなければならないが、これができていない大人は多い。それ、カッコ悪いぜ…。カッコよく譲ろうぜ!
2. 頻繁な車線変更はダサいと知れ……一部の輸入車や一部の国産ハイブリッドに乗るドライバーに多い気がしているが、ミズスマシのよう右へ左へとセコセコ車線変更し、結局は普通に追いつかれる様は死ぬほどダサいぜ!
3. 高速道路左車線を爆走するなかれ……最近は減少気味だが、いまだに最左の走行車線を使って追い越しをかけるドライバーを見かける。本人は「オレって上手い、オレってカッコいい」と思ってるのかもしれないがダサいぜ!
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