10年と10万キロ越えてもここを変えれば新車同然?? 車検整備で積極的に交換したい部品はコレ!! 

10年と10万キロ越えてもここを変えれば新車同然?? 車検整備で積極的に交換したい部品はコレ!! 

 昔からクルマの寿命は10年・10万キロなどと言われるが、確かにこの年月を経過すると、クルマにも様々なダメージが蓄積されてくる。そこで、車検のチェックも通りやすくなり、クルマをリフレッシュできるパーツを紹介していきたい。交換の肝となるのはココだ!

文/佐々木 亘 写真/ベストカー編集部

■車検でNGが出る前に交換したい! 見た目も若返るあの部品とは!?!? 

2010年登場の現行型エルグランド、近年の車はモデルライフが長い
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 愛車の見た目が変わってきた、なんだか疲れているように見える。このような様子を感じたら、まず取り掛かりたいのがヘッドライトユニットの交換だ。

 ヘッドライトレンズは常に雨で流されたワックスや汚れを蓄積し、日光や風雨にさらされて変色してしまう。レンズが黄ばんできたら、磨いてみるのも一つの手だが、長年降り積もった汚れを取り切るのは、至難の業だ。

 また今後、前照灯の審査方式が変わる。既に2018年からすれ違い灯(ロービーム)で、光軸・光量・色を測定する形式に変わっているのだが、来年8月までは過渡期扱いで、ロービームでの測定が困難な場合、ハイビームでの測定を可としていた。

 しかし、2024年8月以降は全車ロービーム測定のみで基準適合性を審査するようになる。劣化したヘッドライトユニットでは、光量不足などで、車検に通らない可能性も出てくるのだ。

 新品ユニットへの交換は、3万円~5万円(LEDの場合は10万円超も)程度。ヘッドライトユニットを取り替えると、夜間走行時の視界が良好になり、愛車も眼光鋭く生き生きとしてくるだろう。

■純正の新品に交換!?!? ステアリングをリフレッシュして気分は新車!?!? 

こちらは日本では一台で終わった日産ジューク 過激なデザインが今でも新しい。
こちらは日本では一台で終わった日産ジューク 過激なデザインが今でも新しい。

 クルマに乗っている間、最も長く触れているステアリングも劣化が大きく進む箇所だ。ウレタン製ではべたつきが、本革巻きになると擦れてザラザラとした感触が気になってくる。

 そこで、思い切ってステアリング交換をしてみると、車内の雰囲気も大きく変わるだろう。

 最近では、ディーラーでは認定中古車販売時に、ステアリングを新品に交換するというサービスを見かける。「中古車でも、オーナー様には新しいクルマの空気を感じてほしい」と、交換を行うお店の営業マンは話す。最近始めたステアリング交換だが、ユーザーの反応は上々だという。

 自動車ディーラーも率先して行うステアリング交換。クルマと自分をつなぐ大切な部分だからこそ新品に交換し、いい感覚で運転操作をしたい。

■乗り心地が大きく改善?? 足回りの小さな部品の効果は絶大!! 

 走行距離を重ねていくと、気になるのが足回りのヘタリだ。新車当時のピシッとした乗り心地はどこへやら。ヘナヘナの足回りでは、せっかくの楽しいドライブでも閉口してしまう。

 しかし、ショックアブソーバーやコイルスプリングを丸ごと取り替えるのは大きな出費。4本もあるし、前後片側だけでも10万円を超える交換費用がかかってくる。

 お金をかけずにあの頃の乗り心地に戻したい。そんな願いをスタビライザーリンクのアッセンブリ交換が敵えてくれる。

 スタビライザーリンクは、スタビライザーとサスペンションをつなぐパーツで、ボールジョイントという人間の関節に近い機構が備わっているのだ。交換すれば関節部分の動きがスムーズになり、乗り心地や応答性能が向上する。

 交換費用はフロント2本で1万円ほど。価格よりも大きな改善が見込める部品である。

 小さな出費で愛車を復活させれば、素敵なカーライフは、もっと長く続けることができるだろう。紹介した3か所を中心に、愛車のリフレッシュをしてもらいたい。

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