三菱デリカミニの「デリ丸」。デリカミニも人気だが、広報活動に尽力するデリ丸は、クルマよりも知名度が高い。オリジナルキャラクターを生み出し人気になったクルマは他にもある。クルマと共に人気を博した、CMキャラたちを紹介していこう。
文:佐々木亘/写真:ベストカー編集部
■かわいいって言うな!タフでやんちゃなデリ丸
つぶらな瞳に勇ましい口元が特徴的なデリ丸。名前はX(旧Twitter)内で募集された。デリカミニの化身で犬かどうかは不明だという。
クルマには興味が無くてもキャラクターで覚えてくれるというのは大きな強み。デリカミニはもちろんだが、三菱のイメージアップにもデリ丸が大きく貢献している。
驚きなのはデリ丸のグッズが、全国の三菱販売店で売られていること。
これまでクルマのオリジナルキャラクターは、非売品の販促用グッズしか展開しないことがほとんどだったのだが、デリ丸グッズは誰でも普通に買うことができるのだ。
ラインナップは、Tシャツ、タオル、トートバッグなど多岐にわたる。さらに人気に火がついているデリ丸は、9月に手のりサイズのぬいぐるみ「てのりデリ丸」(税込み2,090円)も販売を開始した。
人気のあまり、入手困難になっているものもあるという。販売店では「クルマはもちろんですが、グッズの売れ行きが凄すぎます。」と嬉しい悲鳴が聞こえてきた。
デリ丸グッズの取り扱いや購入方法は、近くの三菱販売店へ問い合わせてほしい。
■車両担当からメーカー担当へ「カクカクシカジカ」
2008年に登場した四角いムーヴの「ムーヴコンテ」と共にデビューしたのが、「カクカクシカジカ(以下カクシカ)」だ。
評論家で4人家族、二児のパパである。ちなみにシカジカが名字で名前がカクカク。妻はテキパキ、子は兄がワクワク、妹がキラキラというらしい。
単独車種のマスコットキャラクターだったが、じわじわと人気が出て、露出が増えていく。
ムーヴコンテは2017年3月に販売を終えたが、カクシカはダイハツを背負うキャラクターとして現在も残る。
今ではファンサイトを立ち上げ、デジタルギフトやARフィルターなどでカクシカと遊べるほか、カクシカの歴史を知ることもできるのだ。
グッズは実働年数が長い分多いが、現在一般向けに販売をしているものは無い。過去のグッズもほとんどがノベルティで、購入特典や来場特典が主なものだ。
ダイハツでは他にも、タフトのキャラクターだった鳥の「タフトン」も話題になった。
デリ丸やカクシカといい、軽自動車とキャラクターは相性がいいのかもしれない。
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