■外国のモノ的な珍しさがターゲットに訴求する
パピプペポ(半濁音)の登場は、室町~戦国時代ごろと言われている。キリスト教の布教のためポルトガルなどから来た宣教師が日本語の勉強をしている中で、日本語の仮名文字にPを含む音の表記が無いことに困り、そこから生まれたという説があるのだ。
なるほど、半濁音を含む言葉の多くは外来語だ。日本古来より使われている言葉に、半濁音がつくものはほとんどない。パピプペポが付くと、新しさや珍しさを感じる点には、こうした歴史的な背景も関係しているのだろう。
半濁音で始まる車名は、ユニークに感じるが、一方で発音の気持ちよさなどがあり親しみやすい。日本人の頭の中では、特別な存在になりやすく、目立ちやすいことがヒット商品を生み出すのと関係しているはずだ。
令和の時代にも、半濁音の法則は通用すると思う。次はどんなPのつくクルマが生まれてくるのか、楽しみだ。
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