中古車検索まさかの一台の希少すぎる高級国産セダンはまさかのFF!?!? 三菱の最高級セダン「プラウディア/ディグニティ」はこだわり溢れる三菱グループ御用達のハイヤーだった!! 姉妹車はロングセラーなのに短命に終わった謎を解説!!
文:ベストカーWeb編集部 / 写真:三菱自動車
■三菱の超高級車プラウディア/ディグニティ
デボネアの後継車として、2000年2月に登場した、プラウディア/ディグニティ。日本車史上で最も短命に終わったクルマとして有名でその販売期間は1年1カ月と超短命だった。
しかも総生産台数はプラウディアが1228台、ディグニティが59台。ディグニティは限定車を除けば日本車のなかで最も生産台数の少ない車種となる。
そもそもプラウディア/ディグニティは、韓国の自動車メーカーのヒュンダイと共同開発した大型セダンで、プラウディアの当時のライバルはトヨタセルシオ、日産シーマだった。プラウディアのホイールベースを250mm延長したリムジン使用がディグニティだ。こちらのライバルはトヨタセンチュリー、日産プレジデントだった。
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特にディグニティは三菱グループ御用達のハイヤーとしての需要がほとんどという状態。秋篠宮家公用車として宮内庁に納入されたことも話題となった。
しかし、駆動方式がFFだったため、プラウディア、ディグニティとも後席の広さは充分だったが、やはり高級車=FRという図式は如何ともしがたいものだった。
2001年3月に生産終了。姉妹車のヒュンダイエクウスが韓国で好調に売れて10年にわたり販売されたのとは対照的な結果に終わってしまった。
この後、2012年7月には約11年間の空白を経て、日産からOEM供給を受けて、プラウディア(日産フーガ)、ディグニティ(日産シーマ)がデビューし、2016年11月まで生産された。
筆者としては、1964~1986年まで生産された初代デボネアをシーラカンスのように、作り続けてほしかったのだが……。
ちなみに、大手中古車検索サイトをググってみると、ディグニティの中古車は1台、198万円。プラウディアの中古車は9台で29万~177万円。ディグニティは59台中の1台ということで、希少すぎる……。
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