■ドリフトドライバーの川畑真人選手が登場!
興奮を抱えて集会室に戻ったら、今度はゲストによるトークショーが待っていた。
最初に登場したのは、トーヨータイヤのブランドアンバサダーであり、ドリフトやアジアクロスカントリーラリー(AXCR)ドライバーとしても知られる川畑真人さんだ。
川畑さんは今年8月、「FLEX SHOW AIKAWA Racing with TOYO TIRES」のドライバーとして参加したAXCRの参戦報告を行った。
ドリフトドライバーだけあって、川畑さんはタイヤが滑ることが怖くないといい、これを武器にAXCRでも「最初に向きを換えてアクセルを早く開ける」走りを心がけた。トラブルも多かったが、最終日にイチかバチかの全開アタックを行い、見事T1Gクラスで優勝を勝ち取った。
ドリフトとAXCRの違いについて問われると、「ドリフトはいわば高飛び込み。最初の踏み切りが大切な点はドリフトの進入と同じ。ラリーはフルマラソン。瞬発力じゃなくて持久力、タフさが問われる」とのこと。双方を難なくこなく適応力に、スゴイと感じた。
■オプカンR/Tのトレッドパターンはこう作られた!
続いて登場したのが、トーヨータイヤでオプカンなどのデザイン設計を担当する谷口二朗さん。谷口さんは、オプカンの人気モデル「R/T」のパターンデザインができるまでの経緯を教えてくれた。
オプカンにはもともと、マッド向けのM/Tと、オンロード重視のA/Tというモデルがあったが、双方のユーザーの要望を満たす中間的存在として、R/Tの登場は非常に画期的だったという。
このためR/Tのトレッドパターンには、M/TとA/T双方のグルーブデザインが活きているそうだが、その根底には掘削機などの「力強さ」「クラッシュ」というイメージがあるそうだ。
もちろんその後は、コンピューターシミュレーションなどによって性能評価が行われるわけだが、谷口さんはR/Tにトレッドパターンのある秘密を教えてくれた。
それはトレッド面両端にあるショルダーブロック。一見同じピッチで並んでいるように見えるが、実はこれ、「大」「中」「小」と微妙に異なるピッチのものが組み合わされているのだそうだ。
その理由だが、同じピッチでブロックを並べると、特定の周波数にノイズのピークが生まれて耳障りになる。そこでピッチを微妙に変えてピークを消し、ノイズ全体をフラットにしているのだという。トレッド面に秘められた技術に、思わずうなってしまった。
というわけで、楽しい時間はあっという間に過ぎ、最後は駐車場で愛車との集合写真を撮影。お土産に「俺の#オプカングッズ」なども配られ、実に充実したイベントだった。
どうやら「俺の#オプカン」は、今後もどんどん進化しそう。次のイベントでもオプカンのワクワクを期待しよう!
【画像ギャラリー】外径40インチのオプカンに驚け! イベントの興奮はここから!(21枚)画像ギャラリー
コメント
コメントの使い方