■不思議な変動をしているRクラスの中古車事情
2006年の日本デビュー時の新車時価格は、メルセデス・ベンツのRクラスが724万5000円~1003万8000円、2007年にお目見えしたAMG R63が1400万円であった。新車が売れなかったからなのか、中古車として輸出されてしまったのか、定かではないが現在の中古車市場を見渡してみると、とにかく流通量が少ない。
Rクラスは両手で数えられるほどで、R63に至っては5台以下…。もちろん、新車登録からの経過年数や走行距離に比例してはいるが、2011年以降の後期型に至っては、なんとまだ新車時価格の3割ほどの価値をキープしている。
ちょっと前まで順当に値落ちしていることが観測されたが、今や高値安定なのだ。驚かされるのはR63で、2007年式で走行距離は14万㎞オーバーながら、なんと新車時価格の半分の約700万円で販売されている物件もある。
恐らく仕入れ値が要因ではなく、流通台数が少ないから競争原理が働いていないのだろう。
そして、面白いもので時間が経過するにつれ“あの車、懐かしいなぁ”、“見かける機会が少なくなったから乗りたい”と思う中古車ユーザーが出てくるのだ。
“もっと安くまで待とう”と思うと、いつしか想定よりも高値安定してしまうのが中古車相場。あまり深く考えず欲しいと思ったときに購入することが、中古車購入の極意でることをつくづく思い知らされる。
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