ゲームチェンジとなるようなインパクトのある施策を期待!!
日産といえば先日、2024年の4月から9月までの中間決算を発表、連結売上高は前年同期比約1%減の5兆9,842億円だったが、連結営業利益は、前年同期から3,038億円減の329億円と、なんと約92%もの大幅な減少となった。
これをうけ日産は、グローバルで20%の生産能力削減、9000人の人員削減、三菱株の一部売却などを発表。内田誠社長はこれについて、「決して縮小均衡を意味するものではなく、今後のいかなるビジネス環境の変化にも柔軟・機敏に対応できるよう経営体制を見直し、スリムで強靭な事業構造に再構築して、事業のコアである商品力を高め、再び日産を成長軌道に戻すことが目的」としており、販売面では業績悪化の主な原因となった中国と北米市場において、中国では新エネルギー車、米国ではプラグインハイブリッド車とe-POWER車の導入を加速させるという。
米国に関しては、こうなることが数年前から指摘されており、せめて主力車種には(コスト的にきつくても)歯を食いしばって電動車を導入せねばならなかったのに、いまになってこうした判断となるのは非常に残念。ほかにも、開発期間の短縮や、ルノー、三菱、ホンダとの協業を深化させるとしているが、筆者としては、日産ブランドを引き上げる「羅針盤」となる商品が、やはり必要なのではないかと思う。そのモデルがQ80インスピレーションなのかはわからないが、ぜひとも、ゲームチェンジとなるようなインパクトある施策を期待したい!!
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