別記事では、フルモデルチェンジを行ったクルマの進化の度合いをチェックしたが、フルモデルチェンジだけが進化ではない。ここでは、マイナーチェンジや改良などを受けたクルマをピックアップし、その前後を比較してどれだけ進化しているのかをチェックする!!
※本稿は2024年10月のものです
文:渡辺陽一郎/写真:トヨタ、スバル、ホンダ、日産、マツダ、ベストカー編集部
初出:『ベストカー』2024年11月10日号
■日産 ノートオーラ(2024年6月マイナーチェンジ)
マイナーチェンジだから変更規模は小さいが、フロントマスクはハッキリと変えて内装の質や装備も向上させた。スポーティなノートオーラニスモは4WDを加えて、舗装路での走行安定性も高めている。全般的にノートオーラの特徴を強めた。
●進化度:改良前と比べて……+28点
■トヨタ GR86/スバル BRZ(2024年8月一部改良)
モータースポーツで得た知見をベースに、足まわり、電動パワーステアリング、エンジン、ATの制御などの設定を幅広く変更した。ドライバーのコントロール性を広げ、従来以上に思いどおりに操れる一体感の伴うスポーツカーに進化させた。
●進化度:改良前と比べて……+35点
■トヨタ ランドクルーザー70(2023年11月再販売)
40年間にわたりフルモデルチェンジされていないため、ディーゼルエンジンから安全装備、内外装などを異例なほど進化させた。
●進化度:改良前と比べて……+60点
■ホンダ ヴェゼル(2024年4月マイナーチェンジ)
乗り心地や静粛性、フロントマスクを改善して、野性味と割安感を併せ持つe:HEVハントパッケージを加えた。順調に改善させた。
●進化度:改良前と比べて……+20点
■ホンダ シビック(2024年9月マイナーチェンジ)
グーグルを搭載するホンダコネクトディスプレイの採用などを行った。ターボには6速MT専用のRSを加えて、LXやEXはCVT専用になった。RSはエンジンの回転感覚が改善され、足まわりやブレーキもチューニングされて運転が楽しい。
●進化度:改良前と比べて……+23点
■トヨタ GRヤリス(2024年3月一部改良)
進化した8速ATのGR-DATを加えた。的確な変速制御により、ドライバーはステアリング操作に集中できる。スポット溶接箇所を増やすなどボディ剛性を向上させ、足まわりの取り付け剛性も高めた。安定性とコントロール性を改善させた。
●進化度:改良前と比べて……+40点
■マツダ ロードスター(2023年10月大幅改良)
レーダークルーズコントロールと、低速域で作動する衝突被害軽減ブレーキのスマートブレーキサポートを採用した。さらにアシンメトリックLSDにより、加速だけでなく減速時の差動制限力も高めて、カーブに入る時の安定性も向上させた。
●進化度:改良前と比べて……+33点
【画像ギャラリー】一部改良の「一部」がけっこう効果アリ!? マイナーチェンジ&改良を受けたクルマの進化をチェック!!(31枚)画像ギャラリー
コメント
コメントの使い方