知ってますか!? 運転免許の更新が予約制になっていることを。先日、「運転免許証更新のお知らせ」というハガキが、警視庁 運転免許本部から筆者の家に届いたのだけど、赤い文字で「予約が必要です」とある。えっ、いつの間に! 12月~1月の年またぎは、予約をうっかり忘れそうなので注意したいけど、ハガキには「70歳以上は予約不要」とも書いてある!! なんでなの?
文・写真:ベストカーWeb編集部/写真:Adobe Stock
■2024年2月1日から予約制開始。QRコードから入り予約する
いつもどおり「試験場へ行けば免許更新してくれるんでしょ」と思っていた筆者。でも今回ばかりは、行く前に警視庁から届いた「更新のお知らせ」ハガキをじっくり見てよかったぁ~と、つくづく感じている次第。
予約が必要なんて……知りませんでしたから(汗)。
そう。2024年2月1日から運転免許証の更新は予約制となっているんですよ、みなさん!!(すでにご存じの方には響かないメッセージですが……)
ハガキにあるQRコードから入り(上に写真あり)、予約IDや自分が希望する日時などを入力するだけで予約完了。アナログ人間気味の筆者でもスムーズに予約ができた。
後日、東京の鮫洲試験場で無事に免許更新完了! 場内にいるみなさん、時間予約しているので混み合うこともなく、サラリと快適に終了。混雑を避けるのが目的のひとつの予約制なのだろう。もっと早く予約制にすればよかったのに……と思ったほど。
そんななか、免許更新案内ハガキに書いてある「講習区分が[高齢]の方の更新は、予約制ではありません」が気になった。これ、どういう意味?
■でも、70歳以上は予約をしなくていい。その「ワケ」っていったい何!?
ここに書いてある[高齢]の方、というのは70歳以上の人。
調べてみると、70~74歳が免許更新する際、まずは「高齢者講習」というものを受ける必要がある。電話で予約し、「高齢者講習」を受講。それを受講した人に免許更新ハガキが届き、そこに書いてある受け付け時間に来場すればいい……ということ。
だから、高齢者の免許更新は、予約制ではないということですね。
座学、運転適性検査による指導、実車指導を含めた約2時間の講習内容で、お金は6450円(標準額)。けっこう高額ですよね……!
【画像ギャラリー】今年のうちに予約? [免許更新は予約が必要]って知らんかった でも[70歳以上は予約不要]ってなんで?(6枚)画像ギャラリー■さらに75歳以上は難易度高い「認知機能検査」も。「脳活ドリル」で合格だ!
さらに、75歳以上になると、その「高齢者講習」の前に「認知機能検査」という検査を受検しなくてはいけない仕組みになっているんです!(標準額で1050円)。
75歳以上の高齢ドライバーによる交通事故の割合が上昇する背景に「認知症」の影響が少なくないという現状を踏まえ、義務化されている。
わかりやすく言うと、「認知症の疑い」がある、あるいは「認知症」の高齢ドライバーがハンドルを握ることを避けてもらう措置(検査)。それだけに検査内容は、高齢者にとっては難易度高し。
上で紹介しているのが「認知機能検査」とほぼ同じもの。受検内容をざっくりいうと、このようなイラスト、合計16枚を約4分で記憶し、「その16枚には何が描かれていたか?」を答えるというもの。
75歳以上の高齢ドライバーにとっては、かなり難しい受検内容だ。
「その認知機能検査に合格するには、脳活が大きな有効手段となります」。そう話すのは、脳神経内科専門医・塚本 浩先生。
現在、東京医科大学で脳神経疾患の専門診療に携わりながら、認知症の早期発見や予防研究も行う、脳神経内科の専門医。
その塚本 浩先生が考案した「脳活ドリル」で脳を鍛え、難易度の高い「認知機能検査」に一発合格!! この道筋は大いにアリだろう!
別冊ベストカー
『運転免許認知機能検査 完全攻略本』
総合監修:塚本 浩(脳神経内科専門医)
定価:1320円(税込)
発売日:2024年6月20日
ISBN:978-4-06-535658-6
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