それほど日本に馴染みがあるわけではないが、一定数のファンが存在するルノー。一般的な大衆車も充実しているが、なかには相当のルノー好きしか知らないようなマニアック車も存在する。そんな変わり種ルノー車2台をご紹介する。
※本稿は2024年11月のものです
文:伊達軍曹/写真:ルノー ほか
初出:『ベストカー』2024年12月10日号
※中古車相場や流通台数は伊達軍曹調べ(2024年10月下旬現在)
■ルノーマニア垂涎の超珍車
クリオ(日本名ルーテシア)は普通のFFハッチバックだが、その2代目にV6エンジンをミドに搭載した、「現代の5(サンク)ターボ」と言えるモデルがあった。それが、2000年に登場したクリオ ルノースポールV6だ。
紛うかたなきレア物というか珍車だが、2024年10月下旬現在、中古車は2台が680万~920万円ほどで販売されている。
そしてセニックRX4は、初代セニック(1999~2003年)に途中追加された4WDモデル。オーストリアのシュタイア・ダイムラー・プフ社が設計したセンターデフを採用していた。
これは知人のカメラマンも普通に機材車として活用していたため、まだ普通に総額40万円ぐらいで流通しているかと思いきや、どこにも見当たらず。知らないうちに絶滅していたようだ。南無……。
【画像ギャラリー】中古は超希少な珍車のなかの珍車!! ルノー クリオ ルノースポールV6&セニックRX4(24枚)画像ギャラリー
コメント
コメントの使い方憧れて探し回った車、ミッドリップクリオ。当時のビデオ自動車メディアで特集されてたのもあって車好きに有名な車ですね。
冗談みたいなラゲッジスペースは予想通りでも、その走りの特徴はかなり予想と違うものだと思うので、
当時の映像などを探して観てみて欲しい車です。実際の走曲止を知り、記事って想像だけで書いてるものがあるんだなと気付きを与えてくれた車種の一つです