いざスタッドレスタイヤに換えようと思ったらヒビが入っていた!!! まだ使えるのか? それとももう使えない?? 履き続けると危険な判断基準とは

■初雪が降ってからでは遅い! 早めの交換を!

スタッドレスタイヤが本領を発揮するのは外気温が摂氏0度以下の状態。首都圏では早朝以外に気温が氷点下を下回ることはまずないので、首都圏在住で早朝に車に乗ることがなく、寒冷地へも出掛けないのであれば、夏タイヤで過ごすことも十分に可能(FRANK@Adobe Stock)
スタッドレスタイヤが本領を発揮するのは外気温が摂氏0度以下の状態。首都圏では早朝以外に気温が氷点下を下回ることはまずないので、首都圏在住で早朝に車に乗ることがなく、寒冷地へも出掛けないのであれば、夏タイヤで過ごすことも十分に可能(FRANK@Adobe Stock)

 首都圏の都市部に住んでいる人は、12月下旬になってもスタッドレスタイヤに履き替えていない人が多いのではないだろうか? 平均的な初雪は東京では年明けの1月3日、2024年は1月24日と遅かった。まだまだ履き替えなくても大丈夫なのか?

 気象庁は、2024年12月27日~29日頃や2025年元日頃から冬型の気圧配置が強まり、日本海側や長野県と群馬県の北部を中心に降雪量がかなり多くなるおそれがあるほか、関東甲信の広い範囲で気温が平年より低くなる日もある見込みと予報。

 ではタイヤ交換はどの時期に行えばいいかというと、時すでに遅し。例年12月23日からタイヤショップの混雑し、12月30日~1月14日まで大混雑。1月14日以降も混雑が続くので、年明けのタイヤ交換は相当な「待ち」を覚悟しておいたほうがいいだろう。

 ダンロップでは総じて「平均的な初雪観測日の1か月前」を冬用タイヤ交換の目安としている。これならショップも比較的空いていて、サクサクと交換作業もできるためだ。

■4輪すべてのタイヤを交換すること

スタッドレスタイヤはフロント2輪、リア2輪はダメ。4輪すべてに装着しなければいけない。(tkyszk@Adobe Stock)
スタッドレスタイヤはフロント2輪、リア2輪はダメ。4輪すべてに装着しなければいけない。(tkyszk@Adobe Stock)

 スタッドレスタイヤ交換時の常識としては、4輪すべてに装着しなければいけないというのがある。稀に、FF車において、スタッドレスタイヤを駆動輪である前輪だけに装着しているクルマを見かけるが、カーブでは後輪が左右にグリップせず、尻振り現象を起こすリスクがある。

 加えて銘柄も4輪とも揃えることが好ましい。ローテーションをして、摩耗の度合いを均一にできるためだ。当然、左右輪でスタッドレスタイヤの銘柄を分けるようなことは、絶対にしないように。左右の制動力が変わってしまうので、スピンをする可能性があるからだ。

 いずれにしてもなるべく早くスタッドレスタイヤに履き替えたほうがいいだろう。雪道をノーマルタイヤ(サマータイヤ)を走行することは道路交通法違反(公安委員会遵守事項違反、普通車は6000円の反則金)となるのでくれぐれも要注意!

【画像ギャラリー】スタッドレスタイヤはこうなったら危険!!! 履き替えられないポイントを写真でチェック!!(5枚)画像ギャラリー

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