本来であればすでに販売されていたはずのテスラの2代目ロードスター。販売が延期になり、最近は話題にならなくなっていたが…。気付くと公式サイトでオーダー予約がスタートしているのだ。
文:藤野太一 写真:テスラ
【画像ギャラリー】う、美しすぎるリア!! テスラ新型ロードスター衝撃の全貌を見て!!!!!(6枚)画像ギャラリー■テスラブランドのベースを作ったロードスター
意外にもあまり大きなニュースになっていないのだが、テスラのスポーツカー「ロードスター」の新型モデルの予約が始まっている。
日本の公式サイトでも「Roadsterのご予約には、頭金としてクレジットカードで¥570,000、銀行振込で¥5,114,000を10日以内にお支払いいただくようお願いします。銀行振込でのご入金が確認できた時点で予約確定となります」とある。
そもそも「ロードスター」とは、2008年に発売されたテスラ初の量産BEVだ。ロータスエリーゼのシャシーを流用した2シーターオープンで、リチウムイオンバッテリーはパナソニックのPC用のものを大量に搭載することで総容量約53kWhを実現していた。
2010年にはトヨタがテスラの株を3.15%取得し、資本・業務提携を開始。その際、イーロン・マスクCEOが豊田章男社長(当時)に、右ハンドル仕様のロードスターをプレゼントしたことが話題となった。
しかし、協業は進展せず、14年にはトヨタがテスラ株式を一部売却。その後、トヨタが所有するテスラ株はすべて売却された。
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2012年、テスラはロードスターに続く第2弾として、4ドアセダンの「モデルS」を発売。これがヒット作となり、現在のテスラの躍進につながっている。その後、2017年にテスラはロードスターの後継車となるプロトタイプを公開。2020年には発売するとアナウンスしていたが、たびたび延期となってきた。
それがついに2024年第2四半期決算報告会で、イーロン・マスクCEOが次世代ロードスターの生産を2025年に開始すると表明。
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4シーターのスポーツカーで、駆動方式はAWD。トランクに収納できる取り外し可能なガラスルーフを採用。0-100km/h加速はわずか2.1秒、最高速は400km/hオーバー、航続距離は1000kmと驚異的な性能が公表されている。
次期トランプ政権では、イーロン・マスクCEOは、官僚主義や過度な規制を廃し、無駄な支出を減らし、連邦政府機関を再構築する「政府効率化省」を率いる要職につくという。
EVの税控除を廃止し、補助金などの見直しを検討しているというトランプ新政権とどう折り合いをつけるのか。
超多忙のなか、果たして無事に新型ロードスターのローンチにこぎつけることができるのか。大いに注目だ。
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