首が疲れるという人は、シートを倒してみて
ヘッドレストは、位置も重要。正しい位置は、後頭部の一番出っ張っている部分に、ヘッドレストの中心がくる高さです。後頭部をピタっと付けると、ボディの振動が頭に伝わるため、ちょっとだけ浮かすようなポジションが適切とされています。この高さにあることで、頭の後傾を最小限に食い止めてくれることができます。
ヘッドレストに関しては、「前傾がきつくて首が疲れる」という声を耳にすることがありますが、シートバックを少し後ろへ倒すことで、ある程度前傾を和らげることができます。シートバックを倒すとハンドルが遠くなってしまいますが、テレスコピックが付いているクルマであれば、そこで調節してみてください。クルマはある程度、ドライバーの体形に合ったドライビングポジションをとることができるよう、シート座面やシートバック、そしてハンドルのチルトやテレスコピックなどで調節できるようになっており、よほどでないかぎり、これらの調整でベストなポジションを探すことができるはずです。
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むち打ち症になってしまうと、首の痛みや凝りだけでなく、めまい、目のかすみ、眼精疲労、吐き気、握力低下、手や指先の麻痺、等々、さまざまな身体的症状を引き起こし、ひどい場合には、うつ症状などを誘発してしまうこともあるそう。
追突事故は、自身の注意で防ぎきることはできません。見過ごされがちなヘッドレストですが、今日からはしっかりと調節し、より安全にドライブを楽しみましょう。
【画像ギャラリー】絶対やっちゃダメ!! ヘッドレストを外して走るのは犯罪です!!(6枚)画像ギャラリー
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