店頭価格よりもさらに安く入れたいならどうすればいい?
というわけで、GSの店頭価格が、平日よりも週末が安いのはちゃんと理由があってのこと。激戦区でも価格が似たり寄ったりしていることについては……今でも前述のようなことが行なわれているかは定かではないのであしからず。
ところで、燃料を店頭価格よりもさらに安く手に入れたい場合はどうすれば良いのか? ここからは各元売りが主導しているケースや、地域のGS・特約店で行なわれているお得な給油方法を紹介しよう。
■ガソリン(クレジット)カードを利用する
石油元売りが発行しているクレジットカードで、レギュラーガソリンやハイオク、それに軽油をリッターあたり2~8円程度割引・還元してくれるカード。
新規入会時はレギュラーでリッター8円、ハイオクでは13年も還元してくれるカードもあり、還元率も給油量に応じて増える。
他にはGSでのメンテナンス料金の割引サービスや24時間・365日全国で使えるロードサービスを提供していたり、カード各社によっていろんな特典が付いてくる。年会費の負担もあるのだが、年1回の利用で無料になる場合も多いので、各社比較して検討してみるといい。
また、石油元売りと提携したクレジットカードもあり、そちらはコンビニやファミレス、レンタカー会社にてクレジットカードを使用することでポイントが付くなど、さらに使い道が広がってお得になる。
■キーホルダータイプのツールで決済できる
一方で、上記のガソリンカードには下記のようなキーホルダータイプのツールも使える。
・Shell EasyPay(出光昭和シェル)
・EneKey(JXTGエネルギー)
これはICチップを内蔵したキーホルダータイプのツールで、主にセルフサービスのGSで使用が可能。
ガソリンカードとひも付けしており、給油時にGS店頭にある読み取り機にかざすだけで給油と支払いが一挙にできるという優れモノ。
ガソリンや軽油の割引・還元はガソリンカードそのものと同じだが、財布からカードを出すこともなく決済できるので一度使うと便利ではある。
また、Shell Easy Payの場合は「レギュラー・満タン」、「ハイオク・30L」といった2つの給油方法が指定できるのも特徴。
通勤でバイクを使っている時はレギュラーを給油し、週末に愛車で出かけるときはハイオクを給油と、異なるタイプの給油もワンタッチでスピーディに決済できるのだ。
■地域のGS限定のLINE・メールキャンペーンを利用する
もうひとつ、自宅の近所で普段から給油しているGSがあれば、そのGSが行なっているキャンペーンを利用する方法もある。
ちょっと前まではメールマガジンとかが利用されていたが、今はスマートフォンのLINEアプリを利用したサービスがある。
友だちとして登録すると週末のセールや限定のキャンペーンなどが送られてくるほか、燃料が割引されるOQクーポンが発行されたりする。最近はその手のアプリを使ったキャンペーン&限定サービスもあるので、大いに利用したい。
■毎回一定量給油することで、トータルの費用を減らす
で、ここからはモノのついで、参考程度に見て欲しい。前述したお得なガソリンカードや情報を入手するのではなく、給油方法に工夫を凝らすことで燃費を下げる方法がある。
それがドル・コスト平均方というやり方だ。これは元々『株券』を購入するために始まった買い方で、価格が変動する商品を一定の数量で長い期間をかけて購入するやり方。
毎回、一定量を給油する方法で具体的に言うと20Lとか30Lなど毎回量を指定していれることで、満タンや金額を指定して給油するよりも年間を通して計算すると、トータルの価格で差が出るというのもの。
実際にこの方法は毎日長距離を走るクルマで商売をしている人たち、法人や個人タクシーで実践をされている方も多い。
ただし、これは前述した毎日クルマを使う人たちや「その給油方法が習慣化している」人たちには恩恵があるかもしれないが、普段週末にしか愛車を使わない人にとってはあんまり縁のない話。
そうした方法を実践するために慣れない事を習慣化したり、わざわざ給油に出かけたりするよりは、週末の特売日やキャンペーンを狙って給油に行く方がオ・ト・クです!
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