コンテナの中はどうやって検査をしているのか?
コンテナに積まれた荷物の状況は開披して行うこともあるが、非常に時間がかかるため一般的にはコンテナごと検査できる大型X線装置が使われる。
大型X線検査装置は全国の港に15基配備されており、これなら約10分という短時間で内容物の検査ができるが全数検査ではなくごく一部となる。
国交省の発表によると2023年1年間で日本全国の港で扱われるコンテナの総数は1731万7460TEU(長さ20フィートのコンテナ1本を1TEU、40フィートは2本としてカウント)にも及ぶ。
輸出と輸入の数はほぼ同じ数だが輸出よりも日本に入るコンテナを優先的に検査する傾向もある。
そこで大型X線検査の対象は、①実績がまだ少ない新規の輸出業者 ②過去に不正輸出などの問題を起こした輸出業者が中心となる。
関係者によると、①②の場合もわざと締め切り時間ギリギリに港にコンテナを入れるなどして検査を逃れる(業界用語で「カット」という)悪質な業者も存在するとのこと。
【画像ギャラリー】30系アルファードなのに車体番号は20!? 最新盗難手口が恐ろしすぎる(6枚)画像ギャラリー近年とくにアルファードで増えている「目玉抜き」とは?
近年、盗難車を解体することなく「丸車」で出す手口のひとつに「目玉抜き」という方法がある。同じカタチをした別の車体から切り取った車台番号を貼り換えることで、特にその手法が多いのがアルファードである。
アルファードは2023年の車名別盗難認知件数ランキングの堂々1位でこの年は年間702台が盗難されている。
アルファードの場合、実は2代目となる20系と3代目の30系では車内の車台番号が刻印されている位置がいずれも運転席のシート下で形状もほぼ同じ。
なので、過走行や大破車両含めて市場価値の低い20系から車台番号だけを切り取って30系に移植して海外に出されるケースも少なからず存在している。
また、最近ではそれら目玉抜き車両が税関で発覚するケースが増えたのか、国内で流通することも珍しくない。
筆者も実車を確認しているが、クルマじたいは走行距離3万kmの30アルファードだが車体番号は20系に貼り換えられて(車検証なども20)、車体番号などの情報が刻印されたコーションプレートやメーカー保証書は撤去されたアルファードが裏ルートで売買されていることがわかっている。
盗難が多いアルファード、ランドクルーザープラド/250/300、レクサスLX/RXなどのオーナーは社外セキュリティをつけるなど自衛をしっかりして欲しい。
また、逆に盗難車が国内で流通する例も増えているので個人売買で入手した30系アルファードなどは車台番号や車検証の記載内容に不審な点がないか事前にしっかり調べるべし!
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