【番外コラム01】2007年のできごとプレイバック! PART1
健康上の問題から9月に安倍晋三総理大臣が辞任、福田内閣が発足した2007年(平成19年)。
宮崎県知事に当選した東国原英夫氏の「どげんかせんといかん」や、ゴルフの石川遼選手の愛称「ハニカミ王子」が新語・流行語の年間大賞を受賞した。
一方、この年は食品擬装の相次ぐ発覚や「消えた年金」問題、7月に発生した新潟県中越沖地震などが人々の生活を揺るがした。
また、アメリカでは所謂サブプライムローンの焦げ付きが深刻化。事態は翌年9月、「リーマンショック」の引き金となる。
インプ vs ランエボ 宿命の対決は最終章へ……
●スバル インプレッサWRX STI(GRB型)
それまでのセダンボディから、オーバーハングの短い5ドアハッチバックになって2007年10月出生。これには当時のWRCワークスドライバーだったペター・ソルベルグも狂喜したとの筆者取材情報あり。
●スバル インプレッサ(3代目)
5ドアハッチバックに変身して(アネシスを除く)2007年出生。地味だが今も中古車は豊富。2LターボのS-GTは100万円以上の場合も。
●三菱 ランサーエボリューションX
結果として「最後のランエボ」となったエボ家の10代目。オールアルミブロックの4B11型2L直4ターボはマイチェンで300psを発揮するに至ったが、三菱全体の不振から2015年8月、惜しまれながら消滅。
惜別! ラストモデル
●ホンダ インスパイア
北米向けアコードの日本版として2007年出生。だが日本ではウケず、新車は2012年に生産終了。現在の中古車相場は低走行物件でも70万円程度。
●三菱 ギャランフォルティス
三菱家のセダンとしては7年ぶりに誕生。「グローバル基準のスポーティセダン!」という触れ込みだったが、今や中古車も希少。
●日産 スカイラインクーペ
2代目のスカイラインクーペとして2007年10月出生。時代にマッチしなかったか、しぶとく長い現役生活を続けるも、2016年に販売終了。
●トヨタ プレミオ/アリオン(2代目)
5ナンバーセダンの血脈を守るべく誕生した兄弟車。2021年に新車としては消滅したが、トヨタらしい「悪くないセダン」だった。
【番外コラム02】2007年のできごとプレイバック! PART2
PART1に続き、今度は2007年の自動車業界を振り返ってみよう。国内の登録車販売台数トップはカローラ。ヴィッツ、フィットがこれに続いた。
モータースポーツでは、F1日本グランプリが1977年以来30年ぶりに富士スピードウェイで開催となったが、運営面の不備も指摘される結果に。
また海外においては、名車・ヌォーバ500の再来となった新型フィアット 500が発表され、世界中でヒット。このほか、メルセデスベンツCクラスなどビックネームも新型にチェンジした。
今も人気な車種たちもフルモデルチェンジ!
●トヨタ ランドクルーザー200
ランクルがプレミアムSUVになってからの2代目として2007年に出生。とはいえ単なるプレミアム系御曹司ではなく悪路にも強い。後期型の中古車は900万円以上の場合も。
●トヨタ ノア/ヴォクシー
中庸な5ナンバーミニバンの2代目として生を受ける。クルマ好きからは蔑まれがちな存在だが、「多くの日本人の幸せな家族生活を支えた」という偉業は、忘れるべきではない。
●ダイハツ タント(2代目)
左リアをスライドドアに変更し、かつ「ミラクルオープンドア」を採用して世間を驚かせた。「奇跡のドア」は現行世代でも継続中。






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