■三菱の新社長に期待すること
(三菱自動車の社長交代を目の当たりにした読者の方からの、「1990年代の三菱自動車は勢いがあった。徳大寺さんは新社長と三菱自動車にどんなことを期待されますか?」という質問に)
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もともと三菱自動車は小さい会社なのです。元は三菱重工業から分かれたもので、当初三菱500やミニカしかありませんでした。
私は若い時から三菱自動車とつきあいをさせてもらい、この会社は面白いと思っていました。
私はこの会社はマジメだが、ややオーソドックス過ぎると思っています。だから、今後三菱に新しい軽自動車を期待するのはまだ難しいかもしれません。
もし、斬新な軽自動車が誕生するとすればスズキが一番、次いでホンダ、ダイハツというランクになると思います。しかし、期待ができないというわけではありません。社長交代を機に、マーケットを柔軟に見て、商品の企画ができるようになればいいと思います。
■日本のディーゼルはデミオで変わる?
(「日本車ではマツダ以外ディーゼルエンジンに本気ではないように思う、なかなか日本でのディーゼルエンジンモデルの普及は進まないと思うが、1.5Lディーゼルを搭載するという新型デミオは、日本人の意識を変えてくれるのではないかと期待しています」という読者の方からの声に。)
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クルマ選びはそれぞれの国で少しずつ違います。環境、経済、交通インフラ整備の違いによってそれぞれの国で選ばれる用件は異なります。
日本ではガソリンエンジンなら2Lくらいの高効率かつ環境に優しく経済的なものがあるといいと思います。
私がディーゼルがいいというのはガソリンエンジンに比べて低速からトルクがあって乗りやすいことです。ディーゼルは高回転まで回りませんが、スムースさは技術で改善できます。
でんすけさんが言うように、マツダに期待するのはもちろんですが、やはりトヨタに本気になってディーゼルを搭載したモデルを日本で発売し牽引していってほしいと考えています。
■高速道路でパニックブレーキをかけてしまった
(「高速道路でパニックブレーキをかけてしまったが、踏んだわりにクルマが止まらず自分の運転に自信がなくなってしまった、自信を取り戻す特効薬があれば教えてください。」という読者の方からの声に)
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パニック時にしっかりとブレーキをかけるのは難しいですよ。
もう20年以上前の話ですが私のワイフが運転を始めた時に、パニックブレーキだけを何度も教えました。何度言っても本人は思い切りブレーキをかけることができませんでした。きちんと踏力をかけることができないのです。
とにかくどーんと思い切り踏むことが必要ですが、ベテランドライバーであっても、いざという時はなかなかできないものです。ABSが付いているからブレーキをかけながら回避するというテクニックもあるのですが、簡単には到達できないものです。
パニックブレーキがうまくなるには「習うより慣れろ」で、身体に覚えさせるしかありません。
自信を取り戻すにはクルマに乗りながら気持ちを落ち着かせるしかありません。大丈夫、また運転できますよ。
■S2000が欲しい

(住んでいる修善寺で早咲きの河津桜が咲き始めました、という読者の方からの、「毎年春になるとオープンカーが欲しくなる、欲しいクルマはずばりS2000、でもロードスターのほうがいいんじゃないか、という周りの声もあり。オープンカー好きの徳大寺さん、150万円くらいで手に入るいいオープンカーがあれば教えてください」とのお便りに)
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河津桜いいですね。この桜が見頃なら東京もまもなく春ですね。ホンダS2000はいいクルマでしたね。高回転までストレスなく回るエンジンとそのサウンドは歴代のホンダ車のなかでも第一級のものでした。2Lスポーツとして世界的なレベルにあったと思います。
オープンにして思い切り走ることができる爽快なクルマでした。それが今となっては魅力です。
もし赤ひげさんが手に入れることがあれば、私に貸してください。私はもうジジイですから、本当はATがいいのですが、設定されませんでしたね。FRやオープンということを抜きにしても、スポーツカーとして傑出していたと思います。
もし、150万円くらいでS2000が手に入るならおすすめでしょう。

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