GRヤリスにシビックタイプRに……どれもこれもガチすぎる!! メーカーが本気で作ったクルマたち

“ガチ”グルマの“ガチ”なポイント

●ホンダ シビックタイプR(RACING BLACK PACKAGE)……本気度:85%

FFでのハイパワーハンドリングマシンへのあくなきチャレンジを感じる!!
FFでのハイパワーハンドリングマシンへのあくなきチャレンジを感じる!!

 徹底的なシャシーチューニングと電制技術により330ps、42.8kgmのエンジンパワーをフロント2輪で受け止め、サーキットでタイムを削る走りに対応するガチグルマ。各部が本格的な作りになっている。

●トヨタ GRヤリスRZ……本気度:95%

本気の2ペダルATを作り上げてきた。モータースポーツで通用するレベル!!
本気の2ペダルATを作り上げてきた。モータースポーツで通用するレベル!!

 ラリーでのパフォーマンスを優先して開発されたガチグルマ。直3、1.6Lエンジンもラリーのため。大幅マイチェンで追加された8速ATは1~6速をクロスレシオとして、さらに走りを追求した本格派ATだ。

●レクサス RC F(Final Edition)……本気度:88%

基本設計は古くなったものの、むしろ熟成度が増して、一般道で乗って楽しい
基本設計は古くなったものの、むしろ熟成度が増して、一般道で乗って楽しい

 デビューから10年を経たRC Fだが、熟成が進み、乗り心地と操安性のバランスが絶妙。こうした地道な改良も、メーカーのガチ度を感じさせる。V8、5L、NAは481ps、54.6kgmを発揮。これがまた素晴らしい!!

●日産 フェアレディZ NISMO……本気度:70%

頑張って手を入れた開発陣の思いは伝わるが、やや煮ツメ不足も感じる
頑張って手を入れた開発陣の思いは伝わるが、やや煮ツメ不足も感じる

 NISMOの知見で420ps、53.0kgmまでパワーアップされたエンジンを、ガッチリ固められた車体とシャシーで受け止める。ノーマルZとは大きく異なる、進化した操縦性を味わえるガチグルマだ。

*   *   *

 大井貴之が選ぶNo.1は、ガチ度では2位としたレクサスRC F。2025年2月で65歳となり高齢者の仲間入りをした私。オンリーワンとして70歳を過ぎても気持ちよく乗り続けられそうだと感じたから。速さが命だった若い頃には絶対選ばなかったクルマ。要は爺い目線でのチョイス。

 若い人たちには是非、GRヤリスのような運動性能の塊を操る楽しさにハマってもらいたい。

【画像ギャラリー】メーカーの“本気”が伝わってくる!! 各社のガチコリ本気なスポーツモデルにガチ試乗!!(34枚)画像ギャラリー

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