2024年秋にヨーロッパで発表済みだった新型BMW 2シリーズグランクーペが、2025年3月、いよいよ日本でも発表された。日本国内でも人気だった先代モデルから大きさをほぼキープし、変わらない乗りやすさを提供してくれている!!
※本稿は2025年3月のものです
文:西川昇吾/写真:西川昇吾、ベストカー編集部 ほか
初出:『ベストカー』2025年4月26日号
日本でも乗りやすいサイズをキープ
2025年3月5日に日本市場での販売を開始した新型2シリーズグランクーペ。2019年に登場した先代モデルは、同社初のコンパクト4ドアクーペであった。このモデルは今日本市場でも人気の高い一台なのだ。
人気の大きな理由はボディサイズだ。今回のフルモデルチェンジで全長は10mm、全高は5mm拡大したが、全幅は1800mmをキープしていて、日本でも乗りやすいサイズだ。
全高の低い4ドアクーペボディなのもあり、ひと昔前の3シリーズに慣れ親しんだ人には丁度いい存在と言える。実際3や5シリーズからの乗り換え需要も多いらしく、サイズをキープしたいユーザーの受け皿にもなっている。
パワーユニットは3種類。1.5Lターボの220と2Lディーゼルの220dにはマイルドハイブリッドを採用したのがトピックスと言える。これにより、システムでの最高出力とトルクの向上と同時に、低燃費を実現した。運転支援システムやコネクテッド機能も進化。AI技術を活用した音声操作機能も搭載されている。
最上級グレードM235はMパフォーマンスモデルであるが、今回から日本市場向けの220と220dはMスポーツのみの設定となった。これにより、全車アダプティブMサスペンションが標準装備となった。コンパクトながらBMWらしさが詰まった一台だ。
●BMW 2シリーズグランクーペ 主要諸元
・グレード:220Mスポーツ
・全長×全幅×全高:4550×1800×1435mm
・ホイールベース:2670mm
・車両重量:1490kg
・総排気量:1498cc
・パワーユニット:直3ターボ+モーター
・最高出力:156.4ps/5000rpm
・最大トルク:24.5kgm/1500-4400rpm
・システムトータル出力:170ps/28.6kgm
・トランスミッション:7速DCT
・WLTCモード燃費:17.5km/L
・価格:528万円

















コメント
コメントの使い方少し前の3erサイズなので、一人用クーペとして買いにくいですよね。色々と用途がある立ち位置になってしまう。
そのためと、グランクーペ名乗る以上、狭いトランクやめて5ドア化してほしいです。トランク設計はレクサスだけじゃなくメルセデスにも負けますが、ハッチなら挽回できる。
3er GTのハッチと荷室は使い勝手抜群でした。評判悪かったのは構成じゃなく、BMWの名に走行性能やサスが追いついてなかったから。