GT-Rの300キロ超えの実力に脱帽!! 昭和から現在まで走りに驚愕した「10台のクルマ」たち

GT-Rの300キロ超えの実力に脱帽!! 昭和から現在まで走りに驚愕した「10台のクルマ」たち

 昭和、平成、令和と元号が移り変わってきたが、もしも昭和が続いていたとしたら、2025年はちょうど昭和100年にあたるらしい。そこで、昭和元年からの100年間に登場したクルマの中から、その走りに驚愕した10台を松田秀士氏に選んでいただいた!!

※本稿は2025年4月のものです
文:松田秀士/写真:日産、ホンダ、ベストカー編集部 ほか
初出:『ベストカー』2025年5月26日号

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GT-Rの走りに感動!

2018年にベストカーがJARIでテストを行った時に松田氏のドライブでR35型GT-Rは最高速311.17km/hをマーク
2018年にベストカーがJARIでテストを行った時に松田氏のドライブでR35型GT-Rは最高速311.17km/hをマーク

 ベスト10は下表のとおり。GT-RはJARIの高速周回路で311km/hを記録した時、本当にこのクルマは凄い! と感動した。

 300km/hを超えてアクセル全開でバンクに突入できる空力スタビリティ。雨のスパ・フランコルシャン試乗会での四駆コントロールとメカニカルグリップ。こんな日本車はもう二度と出てこないだろうね。

 NSX-Rは2002年の大幅改良時に鷹栖のテストコースで試乗したのだけれど、ゼロリフトどころかダウンフォースまで感じさせる空力に驚いた。しかも、サスペンションの路面追従性が素晴らしい。今やレーシーなホンダが作るスーパースポーツの骨董品だ!

2位に挙げたのはホンダ NSX-R。松田氏は2002年に登場した改良型の空力性能に驚いたという
2位に挙げたのはホンダ NSX-R。松田氏は2002年に登場した改良型の空力性能に驚いたという

 エクストレイルは世界初量産化を実現した可変圧縮比ターボエンジンを搭載。この大きな発電力による四駆の動力性能は力強い。落ち着きのあるフットワークもあって、いつまでも走り続けたくなるような心地よさは一級品だ。

 ロードスターは2023年にマイナーチェンジした現行モデルに驚いた。ライトウェイトスポーツなのに乗り味とハンドリングがクラス超えのレベルだ。

 WRX STIは最終モデルだ。8000回転まで回せるボクサーエンジンとシンメトリカルAWDのバランスのよさで、どんな高速コーナーにも安心して飛び込める。同じWRXのS4(先代)はターボ車ながら、誰にでも乗りこなせるような間口の広さが魅力。

3位は日産 エクストレイル。可変圧縮比ターボエンジンの力強い動力性能と落ち着きのあるフットワークは一級品
3位は日産 エクストレイル。可変圧縮比ターボエンジンの力強い動力性能と落ち着きのあるフットワークは一級品

 レクサスIS Fは5L・V8エンジンの音質とスムーズなトルクフィールがいい。さらに、8速ATをパドルでコントロールする楽しさ、ガッチリとしたサスを高く評価した。

 現行のシビックはタイプRよりも、2Lハイブリッドのe:HEVがイイんですよ。サスのストローク感はそれほどないのに路面にピターっと吸い付いて曲がる感触がサイコーだ!

 R32型スカイラインGTS-tは「FRの楽しさここにあり!」っていうモデル。アクセルでクルマを自在にコントロールできるのが素晴らしかった。

 FD3S型RX-7は歴史に残るロータリー搭載モデル。パワフルでスムーズなロータリーターボとそれを受け止めるボディとサスがハーモニーを奏でる。

 サバンナRX-3は昭和の名車。仲間が購入して初めてドライブした時の感動は忘れられない。天井知らずな高回転ロータリーエンジンの凄さ。ステアリングを切れば曲がり込むアジリティ。とにかく楽しかった。

松田秀士氏が走りの凄さに驚いた日本車
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