【ロッキー&タフト最新情報捕捉!!】大ヒット必至のダイハツ自信作と「先祖」の実力

【ロッキー&タフト最新情報捕捉!!】大ヒット必至のダイハツ自信作と「先祖」の実力

 過去に使用していた車名を復活させる”復刻”は、自動車業界では非常にポピュラーだ。最近でもスープラ、86、インサイトなどがそれにあたる。

 そんな復刻だが、ダイハツは2019年11月登場のコンパクトSUVの「ロッキー」、東京オートサロンに出展され2020年中頃の登場が見込まれる軽クロスオーバーの「タフト」と、新型車で過去にあった車名を続けて復活させている。

 当記事では、復刻車名を受け継いだ新型車の紹介も交えながら、その車名を過去に使ったモデルがどんなクルマだったかを振り返っていきたい。

文/永田恵一
写真/編集部、DAIHATSU

【画像ギャラリー】復刻した車名を受け継いだ新型車と、初代の姿を比べてみよう!!


■「ロッキー」/初代はラダーフレーム採用のクロカン四駆だった!

●現行車はどんなクルマ?
「ロッキー」は、トヨタでも「ライズ」の車名で販売されるコンパクトSUVである。クルマ自体は2019年、4代目にフルモデルチェンジされた軽スーパーハイトワゴンの「タント」から採用が始まった、『軽量かつ高剛性なプラットホームなどによりいいクルマを廉価に提供する』というコンセプトを持つDNGA(ダイハツニューグローバルアーティテクチャー)を使う。

1963年に誕生したコンパクトカー「コンパーノ」をイメージした「コンパーノレッド」をまとった「ロッキー」。1L直3ターボにCVTを組み合わせ軽快に走る

 パワートレーンは改良を受けた1L3気筒ターボに、変速幅の拡大と伝達効率を高めたDNGAコンセプトで開発されたCVTを組み合わせ、新開発となるきめ細かな駆動力配分を行う4WDも設定される。

 ロッキーは、全長4m以下の5ナンバーサイズということを考えるとリアシートも広く、さらに床下のアンダーラゲッジを含むラゲッジスペースも広大と、使い勝手も上々だ。

 それでいて、中心価格帯は200万円前後とリーズナブルなのだから、自動ブレーキの性能が期待薄なのを除けば、ライズとともに万人向けのコンパクトSUVとして販売が絶好調(ライズは2019年12月販売台数ランキング1位を獲得)なのもよくわかる。

 また、ロッキーのみに設定されるオレンジがかった色味のレッドのボディカラーは、ダイハツが乗用車市場に参入した一号車となる「コンパーノ」に由来する「コンパーノレッド」という名前を付けたことからも、最近のダイハツの動きが感じられる。

●過去のロッキーはどんなクルマ?
 1990年に登場した初代「ロッキー」はラダーフレーム構造のボディを持ち、コンパクトな当時でいうクロスカントリー4WD(以下クロカン)だった点では初代「エスクード」のライバルとなるモデルだった。

3ドアレジントップが採用され、ルーフを取り外してのオープンボディも楽しめた。オプションでソフトトップも用意。4WDはフルタイムではなくパートタイムのみ設定していた

 1.6Lエンジンを縦に積む、FRベースの4WDというのも初代エスクードと共通だったのだが、初代ロッキーはいかにもゴツいクロカン方向の内外装や当初はATがなかったことなど、全体的にシティ派なキャラクターも持つ初代エスクードとは対照的なところも目に付いた。

 そのことも大きく災いしたのに加え、1994年にはトヨタから初代エスクードよりもライトなキャラクターを持つ初代「RAV4」が登場。初代ロッキーの販売は残念ながら鳴かず飛ばずに終わり、1997年に国内向けは絶版となった。

 現行ロッキーと初代ロッキーの間に共通性はほとんどないが、それでも22年の月日を経てロッキーの車名が復活したことには、初代ロッキーも驚きながら喜んでいるに違いない。

次ページは : ■「タフト」/ライバルの隙間を狙った本格四駆のDNAは受け継がれる?

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