2024年3月に登場したホンダ WR-Vはインドで生産されるSUVだ。登場直後からインド生産車の実力を余すところなく見せつけてきたが、登場時の印象から変化はあっただろうか? 片岡英明氏と国沢光宏氏に再度評価していただいた!!
※本稿は2025年4月のものです
文:片岡英明、国沢光宏/写真:ホンダ、ベストカー編集部 ほか
初出:『ベストカー』2025年5月26日号
ホンダ WR-V(2024年3月登場)
●片岡英明氏の再評価は……ダウン!
キャビンは兄貴分のヴェゼル並みの広さだ。運転席からの見晴らしがよく、視界もいい。段差はあるもののフロアが低い荷室はクラス最大級の広さを確保した。実用性能は今も高いレベルにある。トップグレードのZ+でも250万円を切るなど買い得感も高い。
が、マイナーチェンジでハンドリングと乗り心地に磨きをかけたヴェゼルと比べると、乗り味の粗さが目立つようになった。進化が早い今では、搭載される運転支援のホンダセンシングも古さを感じさせる。
●国沢光宏氏の再評価は……ステイ
先日、改めてジックリ乗ってみた。足回りの硬さを除けば、なかなかいいバランスのクルマだと思う。キャビンスペースけっこう広く、ファミリーカーとしても充分使えるほど。大ヒットした初代CR-Vのシンプルさに共通する魅力を持つ。
やや非力と思える1500ccエンジンながら、昨今の我が国の交通の流れには充分乗れるし。予想以上に実用燃費だっていい。完全停止まで可能なアダプティブクルコンさえ付けば、誰にでも薦められるモデルになります。
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