V8エンジン搭載のスポーティグレード:レクサス IS500
IS500は、ISのスポーティグレードで、V型8気筒5Lエンジンを搭載する。ISのほかのパワーユニットは、直4の2Lターボと2.5Lハイブリッドだから、IS500は気筒数、排気量ともに2倍以上。最高出力は481ps、最大トルクは54.6kgmに達する。
今は排気量が3Lでもターボの装着で同程度の性能を発揮できるが、自然吸気の大排気量エンジンは加速感が違う。パワーが低回転域から直線的に高まり、アクセル操作に対して忠実に反応する。高回転域の吹け上がりも官能的だ。
今はV8エンジン搭載車が減り、貴重な運転感覚となっている。
流麗なスタイルでV8エンジン車もあり:レクサス LC
レクサスの最上級クーペで、鋭角的で目立つ外観が特徴だ。全幅は1920mmとワイドで、全高はクーペが1345mmと低いから、低重心で直進安定性も優れている。2017年の発売当初は、乗り心地に硬さを感じたが、改良を繰り返して洗練された。高速道路を使った長距離ドライブに適する。
パワーユニットはV型6気筒3.5Lのハイブリッドと、V型8気筒5Lの自然吸気エンジンを用意する。V8エンジンは実用回転域の駆動力が高く、高回転域の吹け上がりもダイナミックだ。
環境性能が重視される昨今では、V8の大排気量エンジンは搭載車種が減って貴重な存在になっている。
●おすすめグレード……500 Sパッケージ
貴重なV8エンジンと、ギヤ比可変ステアリングなどを搭載するSパッケージがベストだ。
※RCとRC Fは2025年11月に生産終了。注文が11月までの生産台数に達した時点で販売を終了する。


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