大きさも用途もさまざまなクルマを揃えるトヨタ。もちろん現代の「売れ筋」であるSUVもラインナップ中だ。ここではトヨタのSUVラインナップの中から、コンパクトモデル2台のおすすめグレードとおすすめ購入方法をチェックする。
※本稿は2025年5月のものです
文:渡辺陽一郎(プロフィール&おすすめグレード)、佐々木 亘(おすすめの買い方)/写真:トヨタ、ベストカー編集部
初出:『ベストカー』2025年6月10日号
※諸元内の「M」はモーターです
トヨタ ヤリスクロス

基本部分をヤリスと共通化したコンパクトSUVで、外観を都会的に仕上げた。3ナンバーサイズだが、全長は4180mmで全幅も1765mmだから、街中でも運転しやすい。
パワーユニットは、直列3気筒の1.5Lと同ハイブリッドで、動力性能にも余裕がある。人気車になり、残価設定ローンの残価率も3年後で52%に達する。そのためにヤリスの同グレードに比べて車両価格が高くても、月々の返済額は少なく、売れゆきを一層増やした。ハイブリッドZが買い得だ。
●おすすめグレード:ハイブリッドZ
●おすすめの買い方:残価設定ローン
5年契約の残価設定よりも3年契約のほうがお薦め。3年後の残価率は、50%を少し超えるので、3年契約の残価設定ローンが使いやすい。ローン期間が長くなるなら、残価設定よりも通常ローンを選んだほうがいい。
トヨタ カローラクロス

全長が4.5m以下のSUVでは、荷室が最も広い。後席にも余裕があるため、4名で乗車して荷物を積む用途に適する。ファミリーカーとして使いやすい。フロントマスクに厚みがあって存在感も強く、SUVの人気車種になった。
パワーユニットは直列4気筒1.8Lハイブリッドと、比較的設計の新しい2Lノーマルガソリンエンジンだ。前者はWLTCモード燃費が26.4km/Lと優れ、中級のハイブリッドSは、実用装備を充実させて価格を300万円以下に抑えた。
●おすすめグレード:ハイブリッドG
●おすすめの買い方:通常ローン
残価率は3年で5割、5年で4割近くと一般的なレベル。リセールも悪くないので、残価でも通常でもローンとの相性はいいクルマだ。カローラクロスは、どんな支払い方法でも損が出にくい優等生モデルである。
コメント
コメントの使い方俊足で受注停止なったカローラクロスでしょ。ターンシグナルのプロジェクションって面白いし事故軽減になるかも。カーテシランプは地面にロゴやら投影するのが多かった。
お金にも駐車スペースにも余裕があるなら、カローラクロス。ないならヤリスクロス。それも厳しいなら、中古のラッシュかキャミ。
どっちがいいかは、それぞれの好みなだけ