2025年6月21日、1977年製初代トヨタ・セリカを始めとする7台の旧車が、チェコのプラハから大阪・関西万博を目指す旅に出る。その走行距離はなんと1万6000km! これってクルマ好きにとって万博のメインイベントになるんじゃね!?
文:ベストカーWeb編集部/写真:日信商事、ROBOT EXPEDITIONPRAGUE-OSAKA EXPO2025
【画像ギャラリー】セリカの画像もっと見て! 1万6000kmの全行程マップもあるよ!(12枚)画像ギャラリー初代セリカがヨーロッパから万博会場へ1万6000kmの旅路
1977年製のトヨタ・セリカSTが、チェコ・プラハから大阪・関西万博を目指して約1万6000kmの大陸横断に挑む。プロジェクト名は「ROBOT EXPEDITIONPRAGUE-OSAKA EXPO2025」。2025年6月21日にプラハ城をスタートし、約1か月をかけてユーラシア大陸を横断、日本に到着する計画だ。
そもそもこの壮大なイベントは、大阪・関西万博にパビリオンを設けるチェコ共和国が企画したもの。そこへ現地企業などと取引のある日本の商社「日信商事」が協賛し、インスタグラムなどを通じて道中の情報発信を行うことになったのだそうだ。
過酷なドライブに挑むのは、旧チェコスロバキア時代の名車を含む7台の旧車。チェコのプラハから黒海南岸を経てアゼルバイジャンをめざし、カスピ海を船で横断した後は中央アジア、中国、韓国と通って九州から万博会場を目指す。過酷な距離と地形を走破しながら、各地でイベントや発信を行い、友情と平和のメッセージも発信するという。
旧車たちの挑戦が万博の空気を熱くする!
チャレンジする参加車両は以下の7台だ。
- トヨタ セリカ ST(1977年)
- タトラ 603(1959年)
- シュコダ オクタヴィア(1961年)
- シュコダ オクタヴィア(1962年)
- シュコダ 100 L(1973年)
- シュコダ 120(1980年)
- フォード マスタング ハードトップ(1966年)
空力にいち早く注目したタトラや、ラリーでも活躍するシュコダなど、いずれもクラシックカーとして愛される名車ばかりだが、ベストカーWebとして注目するのはもちろんトヨタ セリカ。トヨタ初のスペシャリティカーとして1970年に登場し、流麗なボディと手頃な価格で一世を風靡した。そんなセリカが、異国の地で走り、さまざまな文化や道路事情をくぐり抜けて日本に帰ってくるというだけで、旧車ファンならずとも胸が高鳴るだろう。
万博の会場で、このセリカが大陸横断を達成した証として展示される姿は、日本のものづくりとクルマ文化の粋を象徴するに違いない。どんなトラブルや整備の工夫が待っているのか、まさにリアルな冒険が繰り広げられる。
車両展示はゴール後の2025年7月の予定、9月には報告イベントも実施されるという。インスタグラムなどでも旅の様子が随時発信されるというから、ぜひその走りをリアルタイムで追いかけてみてほしい!














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