シリーズの最後を飾る特別仕様車
●三菱自動車 ランサーエボリューション ファイナルエディション(2015年)
WRCのホモロゲーション車両として三菱自動車が開発したのがランサーエボリューションシリーズ。
初代モデルは1992年に登場し、三菱自動車のWRC参戦車両がランサーセディアベースのモデルに移行してからも製造販売が継続された。
その最終モデルが通算10代目にあたるランサーエボリューションXだ。
2007年にデビューしたランサーエボリューションXは、それまでの限定生産ではなくシリーズ初の通年販売モデルになり、“ランエボ”としては異例の長期販売が行われたものの、後継モデルの開発は進められず、2014年末で生産終了になった。
そして、終了することになったランエボシリーズの特別仕様車としてランサーエボリューション ファイナルエディションが2015年に発売された。
ファイナルエディションの生産台数は1000台で、ベースになっているのはランエボXだが、シリーズすべての最後を飾るという意味で名称から「X」は除かれている。
エンジンはランエボX標準の300psから313psに引き上げられ、サスペンションやタイヤも特別仕様でまとめられていた。
限定の1000台は短期間で完売し、ランエボの歴史は納車が完了した2016年で幕を閉じることになった。

コメント
コメントの使い方既に有名になった車種のファイナルエディション系は、投資目的や盆栽用が非常に多い。金にはなるかもしれないが、車好きから支持は得られない。
支持されるのも、偉いのも、そっちじゃなくてローンチやファーストエディションの方。値下げも無い納期も掛かるそこで買った人々のお陰で、その車種は続く。
語り継がれる車になるか誰も分からない段階で予約、慧眼がある人だけが得られる名車のファーストエディション。こっちが本物