歳を重ねるにつれて“カッコいい”だけでは選べないクルマ。安全装備が充実していて、運転しやすくて、小回りが利いて、乗り降りしやすいといった要素も考えなくてはならない。もちろん、それでいてカッコよければいうことなし。でも……イマドキはそんなクルマがたくさんあるんです!
文/FK、写真/スバル、トヨタ、日産、ホンダ
【画像ギャラリー】ラクちんだけどカッコいい!!(12枚)画像ギャラリークラウン スポーツが女性から支持を集める理由は“徹底した走りの快適性の追求”
クロスオーバー、スポーツ、セダンの登場を経て、4つめのモデルとして2025年3月にエステートが発売されたクラウンシリーズ。
そのなかでも“新しいカタチのスポーツSUV、走りの楽しさをあらゆる人へ”と題して、2023年10月に発表されたクラウン スポーツはこれまでのクラウンのイメージを覆すエモーショナルなデザインが採用されたこともあり、女性ユーザーの比率が高くなっているのだとか。
そんなクラウン スポーツは外観デザインの良さもさることながら、走りの快適性を追求した装備の数々にも注目したい。その代表格がコーナリング時に安定感をもたらすNAVI・AI-AVSだ。
状況に応じて減衰力を制御するサスペンションシステム(AVS)とナビゲーションシステムを融合したNAVI・AI-AVSはナビゲーションコンピューターより受信した車両前方のコーナー情報をもとに、あらかじめショックアブソーバーの減衰力を最適に制御し、コーナリング時の安定感をもたらすという優れモノ。
また、車速に応じて後輪の向きを前輪と逆向きまたは同じ向きに制御して自然なハンドリングを叶えるDRS、エンジン・ブレーキ・ステアリングなどの機能をひとつのシステムとして統合制御して高い予防安全性と理想的な運動性能を両立させるVDIM、ブレーキ制御により内輪の駆動力を調整してコーナリングをアシストするACS制御なども採用されており、安心感の高い走りを実現していることも見逃せないポイントだ。
シートも運転席の一部に除電機能付表皮を設定してタイヤ周りの帯電を低減することで、安定した車両挙動に貢献し、より疲れにくく気持ちいい除電スタビライジングプラスシートが導入などなど。
見た目ヨシ、走ってヨシ、乗ってヨシの3拍子が揃った1台なだけに女性人気が高いのもナットクといったところだろう。
先進技術と居心地の良さが高齢者にもうれしい日産のエクストレイル
SUV人気の先駆けとなった初代モデル以降、本格SUVの力強い走りや利便性の高さに加え、時代の先駆けとなる先進技術の搭載などで進化を続けてきたエクストレイル。
現行の4代目は2022年7月に発売されるやいなや、わずか2週間で受注が1万2千台を突破し、歴代エクストレイル史上最速かつe-POWER車としても発売から最短で受注が1万台を超える好調なスタートをきった。
そんなエクストレイルで大きなトピックとなったのはパワーユニット。
ピストン上・下死点位置を連続的に可変するマルチリンク機構により、燃費とパワーに大きく寄与する圧縮比を自在に切り替えることで、通常はトレードオフの関係にある低燃費とハイパワーを両立した量産型世界初のVCターボをe-POWERの発電機用エンジンとして採用したことにある。
さらに、特筆すべきポイントとなったのはアクセルペダルだけで車速を自在にコントロールできるe-Pedal Stepの採用だ。
e-POWER車において初めてブレーキ協調制御を採用したe-Pedal Stepによって加減速を繰り返す市街地走行に加え、状況に応じて自動的に油圧ブレーキを作動させることで長い下り坂など、幅広いシーンで快適に運転を楽しめる配慮がなされているのだ。
加えて、前後2基の高出力モーターと左右のブレーキを統合制御することで、4輪の駆動力を最適化したe-4FORCEもドライバーの意のままの走りを実現するだけでなく、路面を問わない安心感、快適な乗り心地、力強い滑らかな走りを提供。
これら最新技術の搭載により、細かいことに気を遣うことなく走りが楽しめるのに加えて、シートにはクッション性が良く、合成皮革よりも硬軟感に優れ、高いフィット感を提供するテーラーフィットを採用。
そのラウンジのような居心地の良さは、高齢者にもうれしいポイントになるのは間違いない。














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