新車購入後に「あのオプション付ければよかった……」と思ったり、一部改良を羨ましく思ったりしたことはあるだろうか。トヨタでは購入後のクルマをアップデートしたり、メーカーオプションを後付けするサービスを開始するという!!
※本稿は2025年6月のものです
文:角田伸幸/写真:トヨタ
初出:『ベストカー』2025年7月10日号
メーカーオプションが後付け可能に?
2025年3月期決算で、「バリューチェーン収益」を拡大させると表明したトヨタ。これはつまり、景気などによる新車販売の浮き沈みに左右されず、保有ずみのクルマを対象にしたビジネスを、収益のひとつの柱に育てるということだ。
その第一歩となる取り組みが、デビュー間もないRAV4から始まる。これまで新車購入時しか装着できなかったメーカーオプション品を、全車種で後付け可能にするというのだ。
すでにトヨタは、KINTOファクトリーのサービスとして「アップグレード・セレクションズ」という同様のサービスを展開しており、一部の車種で内外装のリフォームや機能のアップグレードができる。
今後はこの動きを、車種やアイテム、取り扱いディーラーを拡大して実施していくのだろうと予想する。
販売ずみのクルマをアップデートさせて利益を得る取り組みは、多くの自動車メーカーが検討を進めており、SDV(ソフト定義型車両)が増える今後は普及も進むはず。買ったあともクルマが進化するのは楽しいが、財布の紐が緩みがちにならぬよう注意したい。









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