3年前に収穫され備蓄されていた「古古古米」。味については賛否両論のようだが、「古古古米」とほぼ同時期の2021年に登場した三菱 アウトランダーPHEVの味はどうだろうか。改良を重ねた「数年前の新型車」の風味は上がったのか!?
※本稿は2025年6月のものです
文:国沢光宏/写真:ベストカー編集部
初出:『ベストカー』2025年7月26日号
※中古相場は荻原文博氏調べ
※2025年累計販売台数は1~5月
※主要諸元中のMはモーター
三菱 アウトランダーPHEV(2021年12月発売)526万3500~668万5800円
●DATA
・2025年累計販売/4012台
・2022年式中古相場/約311万~約550万円
・主な変更履歴/2022年10月&2023年12月:一部改良&BLACK EDITION(特別仕様車) 2024年10月:大幅改良(システム出力アップなど)
●デビュー時の印象
いろんな意味で仕上げが粗かった。特に気になったのはブレーキのタッチ。停車寸前のブレーキコントロールが難しく、丁寧に止まっても揺り戻しなど出た。
●現在の味&評価
2024年の一部改良でインテリアの質感が圧倒的に変わりましたね! 硬い樹脂の部分をソフトパッドにしたり、塗装の仕上げを変えたり、色合いを変えたり、加飾したりと、使える手をすべて使ってきた感じ。
デビュー時もそれなりにまとまっていると思ったけれど、マイナーチェンジモデルに乗ってホンキで驚いた! すべての点で圧倒的な進化を遂げていたからだ。
パワーユニットは20%くらいパワフルになり、100km/hくらいからの加速感がはっきり違う。モーター出力も上がったため、EVモードのドライバビリティなんかスポーティに感じるほど。
さらに足回りのセッティングまで変えてきた。コントロールラブルな点こそ変わらないものの、改良後はテールを流しつつガッツリ加速してくれる。EV航続距離の増加も大きな加点。そのぶん、値上がりしちゃいましたけどね~。
●三菱 アウトランダーPHEV採点チェック(登場時→現在)
・パワーユニット:6点→8点
・ハンドリング:7点→9点
・乗り心地:7点→8点
・運転支援機能:6点→6点
・コスパ:8点→8点
★総評:美味しさ爆上がり!

















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