FF離れの走りがさすがシビックタイプR!! 登場から3年経っても味は落ちず! 唯一の苦言はどこに?

FF離れの走りがさすがシビックタイプR!! 登場から3年経っても味は落ちず! 唯一の苦言はどこに?

 ご存知のように、新米は年を経るごとに古米、古古米、古古古米……と呼称が変わっていく。クルマだと、2021年11月〜2022年10月頃登場は「古古古米カー」となる。では2022年9月登場のホンダ シビックタイプRの味わいはどうなった!?

※本稿は2025年6月のものです
文:松田秀士/写真:ホンダ、ベストカー編集部
初出:『ベストカー』2025年7月26日号
※中古相場は荻原文博氏調べ
※2025年累計販売台数は1~5月
※主要諸元中のMはモーター

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ホンダ シビックタイプR(2022年9月発表)499万7300~668万5800円

全長4595×全幅1890×全高1405mm、1430kg、2L、直4ターボ(330ps/42.8kgm)、12.5km/L(標準)
全長4595×全幅1890×全高1405mm、1430kg、2L、直4ターボ(330ps/42.8kgm)、12.5km/L(標準)

●DATA
・2025年累計販売/6378台
・2022年式中古相場/約490万~約660万円
・主な変更履歴/2025年1月:RACING BLACK Package(特別仕様車)

●デビュー時の印象

 切れのいいパワーとそれを受け止める前輪の高いトラクション性能とレースカー並みに締め上げたサスで実現するFF離れしたコーナリング性能が好印象。

●現在の味&評価

 2025年1月に精米されたわけだけど、正直なところ新米時からもうこれ以上精米できないレベルのポテンシャルに仕上がっている。

 主な変更はインテリアで、値上げするためのRACING BLACK Packageの追加など。

 個人的に一つ二つ苦言すると、新米時からシートのホールド性には改良を促したい。

 サスはドライブモードを+R設定した時かなり締め上げられているのでバウンシングが大きくなる。これはシートでいなす必要があり、なおかつ剛性のあるホールド性も重要。

 コスト面を考慮しブランド系シートを敢えて採用せず自社開発には拍手! だが本気でサーキットを攻めるには足りない。

●ホンダ シビックタイプR採点チェック(登場時→現在)
・パワーユニット:9点→9点
・ハンドリング:8点→8点
・乗り心地:7点→6点
・運転支援機能:8点→8点
・コスパ:9点→9点
★総評:不味くなりようがない

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