日々進化を遂げることで我々を驚かせるBYD。なんとそのBYDにカラオケアプリが導入されているというのだからビックリ。しかもマイクまでディーラーオプションで販売しているという。これ、知ってました? もちろん運転中はマイクではなくハンドルを握ってほしいが、車内エンタメとしてカラオケが導入されているのはお国柄も関係していた!?
文:小鮒 康一/画像:BYD、Singing Machine、Stingray、ベストカーWeb編集部など
【画像ギャラリー】カラオケボックスの「ハコ」ってもはやクルマのことだったのか…… BYDのエンタメ機能が凄すぎる!!(25枚)画像ギャラリーなんでカラオケなの!?
2023年1月に日本で乗用車EVの販売を開始した、中国のメーカーであるBYD。第1弾として投入されたコンパクトクロスオーバーSUVのATTO3を皮切りに、コンパクトカーのドルフィン、4ドアセダンのシール、そして今年の4月にはミドルクラスのクロスオーバーSUVであるシーライオン7が投入されている。
そして今後は軽自動車のEVも投入されるという報道もあり、ディーラー網の構築も含め、スピード感のある展開で目の離せないメーカーのひとつと言えるだろう。
そんなBYDのモデルは中国のメーカーらしく、国産車や他の輸入車とは異なるデザインなども特徴のひとつとなっているが、装備にも他のモデルにはあまり見られないものが備わっている。それが「カラオケ機能」だ。
「カラオケマイク」がディーラーオプション……?
カラオケ機能がBYDの車両に初搭載されたのは、2024年3月に一部改良モデルが登場したATTO3で、ダッシュ中央のタッチスクリーンが15.6インチへ大型化がなされるなどの改良と同時にカラオケアプリのリリースも開始した。
このカラオケ機能は専用アプリが用意されるだけでなく、ディーラーオプションとして「車載カラオケマイク」が1万3090円で用意され、Bluetooth接続によって車内のどの席に座っていてもカラオケを楽しむことができるようになっている。
さらにコンパクトカーのドルフィンもOTAアップデートによってカラオケアプリが使えるようになっており、先日発売されたシーライオン7でも同様。4ドアセダンのシールもまもなく対応するというから、これでカラオケフルラインナップが完成するというワケだ。
カラオケが好きなのはお国柄?
ではなぜBYD車は車内でカラオケが楽しめるようになっているのかというと、それはお国柄が関係している。というのも中国では車内のエンタメ装備の充実ぶりが競争過熱となっており、カラオケ機能はもはや必需品となっているのである。
実はBYDと同じくEVをさまざまな国と地域に供給しているテスラもカラオケ機能を装備しているのだが、この機能は世界に先駆けて2022年に先行して中国市場で搭載されていた。
このように、もはや中国でクルマを販売する上でカラオケ機能は必要不可欠なものとなっており、それが日本にも導入されたということになる。
カラオケ機能を使うまではいかなくても、車内でドライブ中に熱唱した経験のある人は少なからず存在しているだろうから、もしかすると今後国産メーカーなども後追いする可能性もあるかもしれない。




























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