パジェロの軽自動車版として、1994年12月に登場したパジェロミニ。ライバルにジムニーが存在していたにもかかわらず、スマッシュヒットを記録した。2012年に2代目モデルが終売となって以来、後継車種が登場することもなく、すでに10年以上が経過しているものの、未だに中古車市場では人気があり、復活を求める声も大きい。果たしてここまで愛される理由はなんなのだろうか。
文:小鮒 康一/画像:三菱/予想CG:ベストカー編集部
【画像ギャラリー】まだまだ鳴り止まないパジェロミニ復活の声! 歴代モデルもいまだに人気が根強いゾ!(26枚)画像ギャラリージムニーにはない魅力を持つパジェロミニ
3ドアボディを持つ軽自動車のオフローダーというキャラクターに加え、大径タイヤや背面スペアタイヤを持つスタイルもクルマに興味がない人からすれば、ジムニーと大きな違いは感じられないかもしれない。
しかしラダーフレームとリジッドサスペンションという古くからのクロスカントリーモデルの不文律を守り続けるジムニーに対し、パジェロミニはモノコックボディにフロントストラット、リア5リンクという足回りで、ジムニーよりもオンロード寄りの仕上がりとなっていた点が大きな違いだった。
そのため、本格的なオフロード走行においてはジムニーの方に分があるが、オンロード走行が中心でたまにオフロードを走る程度の人にとってはパジェロミニの方が快適とも言えるのだ。
軽自動車らしからぬ見た目
また軽自動車でありながら、4気筒エンジンがおごられ、DOHCターボモデルには1気筒あたり5つのバルブを持つ「5バルブエンジン」が搭載されており、排気量こそ660ccであったが、フィーリングや静粛性は3気筒エンジンのジムニーを大きく上回る唯一無二の存在となっていたのも大きな特徴だった。
そしてエクステリアデザインもパジェロの名前を冠していることからも分かるように、同世代のパジェロと共通するデザインを纏っており、まさにパジェロのミニ版といういで立ちで、軽自動車にありがちな安っぽさが感じられないのも魅力と言えるだろう(その分、当時の新車価格は高めだったが)。
このように実はジムニーとは異なる魅力を備えていたパジェロミニ。現在は本家パジェロが存在しない状況となってしまっているが、デリカミニがここまで人気であることを考えると復活を求める声が大きいのも頷ける。




























コメント
コメントの使い方まともに買えるラインナップが、軽自動車か、全幅1800越えしかないからですよ。日産と同じく、日本国内なめてるでしょ。パジェロ復活しても、たぶん1900近いのでは?。ふざけてるの?。