今更聞けない!? 知っておくべきホイールの基礎知識

今更聞けない!? 知っておくべきホイールの基礎知識

 おしゃれの基本は足元から。それはクルマにおいても同様だ。ベストカーが過去に開催したアンケートの「交換したいパーツ」部門で最多得票を得たのが足元パーツである「ホイール」。ここでは、ホイールについての基礎知識をご紹介する!!

※本稿は2025年6月のものです
文:ベストカー編集部/写真:ベストカー編集部 ほか
初出:『ベストカー』2025年7月26日号
※ホイールの参考価格は編集部調べの実売価格

【画像ギャラリー】クルマの足元をドレスアップ!! ベストカー編集部が選んだおすすめホイールとホイール交換を安全に楽しむ心得(10枚)画像ギャラリー

STEP1:まずはホイールを選ぶ!

足元に輝くホイールは、工夫次第でクルマの第一印象を大きく変えることができる
足元に輝くホイールは、工夫次第でクルマの第一印象を大きく変えることができる

 まずは自分のクルマに合うホイールを見つけよう。下に添付する「サイズの読み方」と次のSTEP2を参考にして、自分のクルマが履ける(=適合する)ホイールの条件を確認する。あとは適合するなかで気に入ったホイールを買えば終了!

 ……なのだが、ここに関しては個人の趣味なので深く考える必要はない。メーカーや材質、それぞれの個性や相性など突き詰めれば非常に奥深い世界だが、最初はデザインが好みのホイールを選べばオッケー!

 初心者向けに選び方をアドバイスすると、自分のクルマと同車種・近い車種をベースにしたレース車両を参考にすればピッタリのホイールが見つけやすい。スーパー耐久やラリー、ツーリングカーレースなどをネットで検索してみよう。

 また近年はSNSなどにユーザーが活発に情報を投稿しているので、それらを検索するのも有効な手段だ。

STEP2:自分で調べてみる!

ホイールサイズの読み方とホイールのナット形状の違い
ホイールサイズの読み方とホイールのナット形状の違い

 そんなホイール選びで注意すべきは「各部への干渉」。

 ホイールは社外品に交換すると、サイズや太さ、位置などが変わり、車体と接触し走行不能になることがある。

 これを防ぐにはホイールメーカーの適合情報を確認するのが一番。ホイールメーカー各社のWEBサイトでは、車種別にホイールの適合情報を提供しているので、これらを参照すると確実だ。

 ただし、マイナー車種やローダウン車ではこの情報を頼れない可能性がある。そんなとき役に立つのが専用の計算サイトだ。

 例えばタイヤ通販大手のオートウェイが提供するホイールマッチング計算機を利用すれば、交換するホイールのサイズと純正サイズを照らし合わせて、現状の位置からどのように変化するのか計算できる。

 これらを使いこなせば、自分が履きたいホイールやスタイルから逆算した高度なホイール選びも可能になる。

STEP3:脱落事故を防ぐ大事なこと「ホイールは摩擦力で固定する」

装着ミスでホイールは凶器となる。絶対に甘く見てはいけない
装着ミスでホイールは凶器となる。絶対に甘く見てはいけない

 ホイール交換に際し、知ってほしいことがある。ただすべてを説明するとキリがないので、ひとつだけ。絶対に覚えていただきたい概念がある。

 それは、「ホイールは“摩擦力”で固定する」ということ。

 ホイールは通常、ホイールナットと車体側のボルトで挟み込んで固定する。これを緩ませないのは、ボルト、ナット、ホイールに作用する摩擦力によるものだ。

 走行時にかかる負担を接触面で分散し、致命的な負担や緩みを防いでいる。そのいずれかが損なわれた瞬間、クルマのホイールは外れる。

 過去に企画担当がサーキットでホイールとナットの接触面を最小にする実験をした際には、たった2分の全開走行で規定の数値まで締めて固定したナットが手で回せるほどに緩んだ。

 このまま走って外れていたら、もしそれが公道だったら……。自分は死んでいたかもしれないし、他の誰かに大怪我を負わせたかもしれない。

 ホイールは、摩擦力で固定する。どうか忘れないでほしい。そうすればあなたはきっと、ホイールナットに砂利を付けたり、ホイールナットの形状を確認せずに取り付けたり。そんな不適切な行為を自ずと避けるようになるだろう。

PR:かんたん5分! 自動車保険を今すぐ見積もり ≫

新車不足で人気沸騰! 欲しい車を中古車でさがす ≫

最新号

JMS2025に出なかった大物たちの行方は?最新の注目車対決10番勝負『ベストカー12.26号発売!』

JMS2025に出なかった大物たちの行方は?最新の注目車対決10番勝負『ベストカー12.26号発売!』

ベストカー12.26号 価格590円 (税込み)  あの「ジャパンモビリティショー2025…