2025年6月に登場したアルファロメオ ジュニア。日本にも溶け込むBセグサイズのSUVで、アルファロメオ初のBEVも設定。「そういえば、似たクルマでミラノって発表されてたよね」と気付いたアナタ……実はこれ、ミラノなんです……。
※本稿は2025年7月のものです
文:ベストカー編集部/写真:ステランティス
初出:『ベストカー』2025年8月10日号
急転直下! ミラノから「ジュニア」へ
わずか5日間で名前が変わる衝撃。当初は「ミラノ」として発表されたものの、イタリア政府が使用を認めず、ジュニアに変更され生涯を歩むことになった。
そんな前代未聞のスタートを切ったジュニアが、日本市場のSUVラインナップに仲間入り。サイズは最も小さいBセグメントで、ジュリエッタやミトの後継車としての役割も担う。
デザインは全体的に筋肉質で塊感があり、伝統の三眼ヘッドライトや大胆なトライローブフロントグリルは継承。一方で、サイドからリアにかけての流れるようなアプローチはセクシーで、思わず目で追ってしまう魅力にあふれている。
注目のパワートレーンは、ハイブリッドとBEVの2種類。前者は1.2L直3ターボエンジンに21kWhのモーターを組み合わせて環境を意識しつつも、ブランドが掲げるスポーツマインドにふさわしいアグレッシブな走りを叶える。
後者はアルファロメオ史上初のBEVモデルで最高出力は156psを発生し、航続距離は494kmを実現させた。
過去へのリスペクトを込めつつも、新しい要素も満載のジュニア。まだ旅路は始まったばかりだが、今後どのようなストーリーを描いていくのだろうか。


















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