初のGRヤリス ラリー1で初優勝!! 誰もが驚いた「オリバー・ソルベルグ劇場」

トヨタ&ソルベルグの2026年シーズンはどうなる?

2024年シュコダでWRC2を戦いパヤリに逆転を喫し2位に終わるも、今季はGRヤリスラリー2に乗り換え3勝を挙げランキングトップ
2024年シュコダでWRC2を戦いパヤリに逆転を喫し2位に終わるも、今季はGRヤリスラリー2に乗り換え3勝を挙げランキングトップ

 相当気が早い話になるけれど、来シーズンはどうなるだろう?

 すでにトヨタのオリバーのシートは決まったようなもの。何よりモリゾウさんが手放しの大喜びようである。オリバー自身「最高の環境でラリーを楽しめました」とコメントしている。

 2026年シーズンは今年と同じラリー1車両になるか、それともラリー2ベースになるか正式なアナウンスはないけれど、いずれにしろトヨタに乗ることになりそう。

 トヨタはロバンペラとソルベルグという最高の若手を2人擁すことになる。ここまで強い2人を揃えたチームは記憶にない。当然ながらチャンピオン争いをするに違いない。

 どちらが速いか? エストニアを見る限り、条件的にはロバンペラが圧倒的に有利だった。ソルベルグはGRヤリスラリー1に乗るのが初めて。というかラリー1に乗るのだって久しぶり。それでいて圧倒的に速かった。

 ただロバンペラのコンディションは本調子といえない。軽いイップスと考えていい。ロバンペラが全盛期の速さを取り戻せば、ガチの勝負になるんじゃなかろうか。

 いずれにしろ来シーズンの楽しみが増えたことは間違いなし。できれば今シーズンもう1戦くらいラリー1で走るソルベルグが見たい。

●オリバー・ソルベルグ(Oliver Solberg)プロフィール

 2001年9月23日スウェーデン生まれ。2017年15歳でラトビアのジュニアラリー選手権に参戦しラリーデビュー。2019年のラリーGBがWRCデビューで、同じラリーGBで父のペターが現役引退している。

 2021年フィンランドでi20クーペWRCを初ドライブ。2022年ヒョンデのワークスドライバーになるも表彰台はかなわず1年で契約解除。2023年からはWRC2を主戦場とし、2023年ランキング6位、2024年はランキング2位。

 GRヤリスラリー2にマシンを変えて戦う2025年は3勝を飾るなか、エストニアでGRヤリスラリー1のドライブを許され、見事優勝。ちなみにテストは2日間だったという。

 父子でWRC優勝を飾ったのはオリバー、ペターのソルベルグ父子とカッレ、ハリのロバンペラ父子だけだ。過去には亡くなったケン・ブロックが大好きと語っていた。

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