トヨタ&ソルベルグの2026年シーズンはどうなる?
相当気が早い話になるけれど、来シーズンはどうなるだろう?
すでにトヨタのオリバーのシートは決まったようなもの。何よりモリゾウさんが手放しの大喜びようである。オリバー自身「最高の環境でラリーを楽しめました」とコメントしている。
2026年シーズンは今年と同じラリー1車両になるか、それともラリー2ベースになるか正式なアナウンスはないけれど、いずれにしろトヨタに乗ることになりそう。
トヨタはロバンペラとソルベルグという最高の若手を2人擁すことになる。ここまで強い2人を揃えたチームは記憶にない。当然ながらチャンピオン争いをするに違いない。
どちらが速いか? エストニアを見る限り、条件的にはロバンペラが圧倒的に有利だった。ソルベルグはGRヤリスラリー1に乗るのが初めて。というかラリー1に乗るのだって久しぶり。それでいて圧倒的に速かった。
ただロバンペラのコンディションは本調子といえない。軽いイップスと考えていい。ロバンペラが全盛期の速さを取り戻せば、ガチの勝負になるんじゃなかろうか。
いずれにしろ来シーズンの楽しみが増えたことは間違いなし。できれば今シーズンもう1戦くらいラリー1で走るソルベルグが見たい。
●オリバー・ソルベルグ(Oliver Solberg)プロフィール
2001年9月23日スウェーデン生まれ。2017年15歳でラトビアのジュニアラリー選手権に参戦しラリーデビュー。2019年のラリーGBがWRCデビューで、同じラリーGBで父のペターが現役引退している。
2021年フィンランドでi20クーペWRCを初ドライブ。2022年ヒョンデのワークスドライバーになるも表彰台はかなわず1年で契約解除。2023年からはWRC2を主戦場とし、2023年ランキング6位、2024年はランキング2位。
GRヤリスラリー2にマシンを変えて戦う2025年は3勝を飾るなか、エストニアでGRヤリスラリー1のドライブを許され、見事優勝。ちなみにテストは2日間だったという。
父子でWRC優勝を飾ったのはオリバー、ペターのソルベルグ父子とカッレ、ハリのロバンペラ父子だけだ。過去には亡くなったケン・ブロックが大好きと語っていた。

コメント
コメントの使い方素晴らしい環境が、彼を変えてくれました。本当にラリーファンが待ちに待った覚醒だったと思います。
トヨタは速さを求めるなら、貴元選手が要らない状況になりました。期待と温情、そして宣伝効果で残したい気持ちはTGRにも強くあると思いますが
貴元選手はこれまで以上に、結果として納得いくものを出さなければ、ラリー2の方でトヨタが一から育てた若手日本人選手たちと一緒に競ることになります
スバルをラリーに、復活させるための誘い水。トヨタは憎いねぇ-