「操る楽しさ」をお手頃価格で! いま乗りたいホットな小排気量MT車4選

「走る歓びを追求したコンパクトのベストセラー」 マツダ・MAZDA2

「操る楽しさ」をお手頃価格で! いま乗りたいホットな小排気量MT4選
余計な要素を削ぎ落とし、シンプルに上質かつエレガントなデザインを目指したエクステリア。2023年の改良ではグレードによるキャラを明確にするため、前後のデザインを刷新。写真の15スポルトは専用メッシュグリルが与えられた

 デミオが最終型にモデルチェンジして11年、グローバルネームのMAZDA2に改称されてから早くも6年ほど経過した。

 それゆえ基本設計はやや古いが、当初から好評だったフットワークはいまだに健在。見た目だって、MAZDA2として生まれ変わった時点でよりエレガントなルックスになったし、2023年の改良ではグレードによるキャラクターがより明確にされた。

 そして「走る歓び」を追求するマツダらしく、デミオ時代から長らくMT車が設定されていた。その傾向はMAZDA2になっても変わりはなく、1.5リッターガソリンと1.5リッターターボディーゼルともに6MTが用意されていたのだ。

 しかも、ガソリンエンジンは2021年の改良で新技術の採用と高圧縮比化により、環境性能アップとともにアクセル操作に対する応答性やコントロール性が向上している。

 一方、ディーゼルは豊かなトルクでゆとりある走りが特徴だったが、2024年に生産終了となった。

 とはいえ、現在もガソリンモデルは新車で販売されているし、ディーゼルモデルだって数は多くないが中古車でも流通している。

 また、なんといっても6MTのモータースポーツベースを設定していることにメーカーの前向きな姿勢を感じるし、ユーザーにとっても喜ばしいことなのだ。

「スポーツじゃなくても楽しい5MT+ハイブリッド」 スズキ・スイフト

「操る楽しさ」をお手頃価格で! いま乗りたいホットな小排気量MT4選
一目見たら印象に残るデザインを目指したエクステリアは、クルマ全体を包み込むラウンド形状が先進性を演出。ボディカラーはモノトーンの他、ピラーから上をブラックもしくはガンメタにした2トーンも用意される

 スイフトで走りを楽しもうとすると、必然的にスイフトスポーツにたどり着く。しかし、スポーツだと見た目もちょっと派手だし、および腰になる人もいるのでは!?

 対して、フツーのスイフトだって十分に楽しめる。現行モデルはスポーツこそ未設定なものの走りの評価は高いし、5MTなら操る感覚も満喫できる。

 2023年にモデルチェンジした現行モデルは、プラットフォームこそ先代からのキャリーオーバーだがサスペンションは徹底的に見直され、ボディ剛性も高められている。

 一方パワートレインは一新され、新開発の1.2リッター直3エンジンを搭載。さらに、エントリーグレード以外は発電効率に優れるISG(モーター機能付き発電機)とリチウムイオン電池を用いたマイルドハイブリッド仕様となる。

 そのハイブリッドには5MTもラインナップ。ギアの抵抗を減らすことで燃費性能を向上させるとともに、低振動で静粛性も向上。

 合わせて、小気味良く決まるシフトフィーリングも実現した。このマイルドハイブリッドと5MTの組み合わせは、国内のスズキ車としては初だそうだ。

 ちなみに、大きくイメージが変わったエクステリアは一目見たら印象に残るデザインを目指し、先進的で走りをイメージさせる造形としている。

 ハイブリッドMXの5MT車の新車価格は192.28万円。このプライスタグは間違いなくおトクだろう。

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