走りを徹底追求!! トヨタ GRヤリスの完成度が高すぎる件

走りを徹底追求!! トヨタ GRヤリスの完成度が高すぎる件

 自動車史に輝く、1980年代から1990年代のスポーツモデル。これらを「その時代における存在意義」で現行車と比較する。ここでは2024年登場の現行型トヨタ GRヤリスと、4代目トヨタ セリカGT-FOUR(ST165型)の新旧WRC対決!!

※本稿は2025年10月のものです
文:片岡英明/写真:トヨタ、ベストカー編集部
初出:『ベストカー』2025年11月10日号
※各車の諸元データは代表的なグレードのものです

【画像ギャラリー】ほぼ親子対決!? GR-FOUR vs GT-FOUR!! 現行型トヨタ GRヤリスと4代目トヨタ セリカGT-FOURを比較!!(16枚)画像ギャラリー

現行型トヨタ GRヤリス vs トヨタ セリカGT-FOUR(ST165型)

トヨタ GRヤリス(現行型・2024年登場)。全長3395×全幅1805×全高1455mm、車重1280kg、1.6L直3ターボ(304ps/40.8kgm)/WRCのために生まれた4WDスポーツハッチ
トヨタ GRヤリス(現行型・2024年登場)。全長3395×全幅1805×全高1455mm、車重1280kg、1.6L直3ターボ(304ps/40.8kgm)/WRCのために生まれた4WDスポーツハッチ

 セリカがFFベースのスペシャルティカーに生まれ変わった時、エッと驚いた。が、乗ってみたら、予想に反してよかったことを覚えている。これをベースに4WD化したのがセリカGT-FOURだ。

 WRCがグループAカーで争われるようになったから開発し、登場した。荒削りだったが、奥の深い走りに感嘆したものだ。ヒットした映画の『私をスキーに連れてって』でも名脇役を演じた。

トヨタ セリカGT-FOUR(ST165型・1986年登場)。全長4365×全幅1690×全高1295mm、車重1350kg、2L直4ターボ(185ps/24.5kgm)/4代目セリカにトヨタ初のフルタイム4WDを搭載
トヨタ セリカGT-FOUR(ST165型・1986年登場)。全長4365×全幅1690×全高1295mm、車重1350kg、2L直4ターボ(185ps/24.5kgm)/4代目セリカにトヨタ初のフルタイム4WDを搭載

 が、それ以上に衝撃を受け、シビレたのがGRヤリスだ。このホットハッチほどコンペティションに徹したトヨタ車は、今までなかった。人それぞれの刺激的な走りを、テクニックに応じて楽しむことができる。

 あえて欠点には目をつむり、速い走りを徹底的に追求した。直球勝負のGRヤリスと比べるとGT-FOURは甘口と感じてしまう。

●結果:現行型トヨタ GRヤリスの勝利……今までないほどコンペティションに徹したトヨタ車。

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