「タイプRでもRSでもないハイブリッドだってスポーティ」 ホンダ・シビック

タイプRはもとより、基準車でも軽快な走りが楽しめると評判の現行シビック。それはガソリンモデルに限ったことではなく、デビュー翌年に追加されたハイブリッドモデルでも同じだ。
パワートレインはホンダ独自の2 モーターハイブリッドシステム「SPORTS e:HEV」を採用。
これは、エンジンで発電してモーターで走行する「ハイブリッドモード」を基本としつつ、バッテリーの電気によりモーターのみで走行する「EVモード」、エンジンとタイヤを直結してエンジンの力で走行する「エンジンモード」という3つのモードをシーンに合わせて使い分け、高効率な走行とともに、走る楽しさを提供するハイブリッドシステムだ。
これに組み合わせるエンジンは新開発の2リッター直噴ユニットで、直噴システムやアトキンソンサイクルなどの技術を採用することでパワーと燃費に加え、静粛性も向上している。
また、重量物であるIPU(インテリジェントパワーユニット)を、リアシート下のリアタイヤ取り付け点付近に横断させて締結させることで、ガソリンモデル比で10mmの低重心化と3%向上の高剛性化を達成。その結果、一体感のあるハンドリングや快適な乗り心地を実現したのだ。
ちなみにミッションは、ガソリンモデルと違いCVTのみだが、爽快な走りを満喫できること間違いなし。
「基本性能の高さと軽さを生かして走りを楽しむ」 スズキ・スイフト

グローバルに活躍するスズキのコンパクトカー、スイフト。2023年にデビューした現行モデルは、「スポーツ」のラインナップこそないものの十二分に走りが楽しい1台だ。
核となるエンジンは新開発直列3気筒のZ12Eで、高速燃焼化や高圧縮比化などの技術を投入し、燃焼効率を高めて低燃費を達成。さらに、低速から滑らかに上昇するトルク特性とすることで軽快なドライブフィールを実現している。
そして、エントリーグレード以外はマイルドハイブリッド仕様となり、発電効率に優れるISG(モーター機能付き発電機)をドッキング。加速をアシストするとともに燃費向上にも貢献する。
ミッションは、CVTとともに5MTが設定されていることも気になるところ。ちなみに、国内のスズキ車でマイルドハイブリッドに5MTを組み合わせたのはこれが初だそう。
プラットフォーム自体は先代からのキャリーオーバーだが、ボディや足まわりは徹底的に見直され、操縦安定性や乗り心地、静粛性などが向上している。
決してハイパワーではないし、ガンガン攻めるようなクルマでもない。しかし、ライバルたちが軒並み1トンを超えるなかでそれ以下をキープしているのは立派だし(ハイブリッド4WDを除く)、シャシーの基本性能も高い。
加えてマイルドハイブリッドのアシストにより、燃費とともに走りも楽しいコンパクトに仕上がっている。
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コメント
コメントの使い方カロクロはSPORTモードにするとエンジン掛かりっぱなしらしいね。あくまでエンジン主体のハイブリッドだから仕方ないのかも知れないけれど、e-POWERなどの静粛性も視野に入れてる車種からすると制御含めて一周遅れに感じてしまうのは止むを得ないのかな…
燃費性能が高いうえで、加速力もある、なら評価ポイントになります。
一方、燃費が5km/lも10km/lも違うようなHVを並べて、燃費悪い方が加速いい!とやるのは
燃費悪いハイパワー車(6km/lのアメ車等)と燃費良いエコカー(16km/l走る軽や小型車)を比べてアメ車が加速いい!勝ち!とやるのと何ら変わりません。
世に溢れるそういう比較、どれだけナンセンスな事してるか気付いてくれたら嬉しいのですが