デリカD:5の弟分としてのキャラクターや扱いやすいサイズとしても人気を博すデリカミニ。2025年11月に弊誌で公開された日産エスピノーサCEOのインタビューでも、ノートとセレナの間をつなぐ車種が必要なのではないかといった意見が登場するが、実はホンダも似たような課題を抱えている!?
文:小鮒康一/画像:ホンダ、ベストカーWeb編集部ほか
ホンダにも軽自動車以上5ナンバー未満のモデルがあったら?
デリカミニの予想以上の大ヒットは記憶に新しいところで、それまではeKクロススペースとして販売されていたモデルを、デリカのエッセンスをプラスしてマイナーチェンジをしたことで一気に人気車種へと駆け上がった。
これはイメージ戦略の大切さももちろんだが、デリカみたいなクルマは欲しいけれど大きなクルマは運転が不安というユーザーの心理をついたものとも言えるだろう。
そんなユーザー心理をついたもうひとつのモデルとして挙げられるのが、トヨタ ルーミーやスズキ ソリオだ。こちらは5ナンバーサイズでありながら5ナンバー枠よりもコンパクトなボディサイズを持っており、軽自動車からステップアップはしたいけれど、車体サイズが大きくなるのは怖いというユーザーの受け皿となっているのだ。
そこで登場を期待したいのが、ホンダのコンパクトハイトワゴンだ。ホンダはすでに圧倒的な人気を誇る軽自動車のN-BOXと、安定した人気を誇るフリードが揃っている。しかしその2車種の間を埋める車種は存在しておらず、ここを埋めることができればより盤石の布陣になることは間違いない。
フリードとN-BOXの間をつなぐクルマがほしい!!
実はホンダは過去にキャパというコンパクトなトールワゴンモデルをリリースしていた過去があり、このキャパは全幅1640mmで、5ナンバーサイズ上限の1695mmよりも55mmもスリムかつ全長も3775mmと狭い道でも扱いやすいサイズを誇っていた。
にもかかわらず室内空間においては車室内への張り出しを最小限にし、二重フロア構造によるフラットなフロアを実現したことでコンパクトなボディからは想像もつかないような広さを実現しており、かなり実用的なモデルとなっていたのである。
ただ、登場したのが1998年ということで時代を先取りし過ぎた感があり、販売面では人気車種の仲間入りを果たすことはできなかった。だが、このコンセプトを現代に復活させ、スライドドアを与えれば協力なルーミー&ソリオのライバル車となることは間違いないだろう。
なぜなら前述したようにホンダはすでにN-BOXとフリードという高い支持を得ている2モデルを備えており、N-BOXからのクラスアップユーザーとフリードからのダウンサイジングユーザーの両方を取り込むことができるからだ。
ユーザーの中にもそういったモデルが登場することを待っている人も少なくないと考えられる。
【画像ギャラリー】いまこそホンダ キャパみたいなサイズでフリードミニ登場を願う!! それならS-MXも実はアリじゃね?(17枚)画像ギャラリー



















コメント
コメントの使い方軽のままならNBOXでいいのでは?
4wdもあるし、最低地上高もデリカミニと1cmしか変わらない