いま存在する「名車」も、登場当初から名車の座を約束されていたわけではない。ならば現在のクルマの中にも「10年後の名車」は存在するはず。同じメーカー同士や同じカテゴリー同士で比較し、10年後に名車と呼ばれるのはどっちだ!?
※本稿は2025年11月のものです
文:片岡英明/写真:ホンダ、トヨタ、三菱、ベストカー編集部
初出:『ベストカー』2025年12月10日号
※10年後、名車に近いのはどちらかを評価判定する。評価の点数は「100点」の持ち点を各車に配分
同門比較:ホンダ プレリュード vs ホンダ シビックタイプR
基本的なメカニズムは同じだが、性格は違う。シビックタイプRはドライバーの操る楽しさを最優先したピュアスポーツだ。現行モデルはFF車として究極のハンドリングを身に付けている。
走りの実力はサーキットを走らせても満足度の高いものだ。意のままの走りを楽しめる。
プレリュードの「ホンダS+シフト」はギミックだが、理屈抜きに楽しい。エンジンの楽しさを擬似変速などで上手に表現。日常域で気持ちよく走れるのはプレリュードだ。
だが、この手の演出のスポーツモデルは今後増えてくるだろう。となると10年後に名車と呼ばれるのはタイプRか!?
●評価……ホンダ プレリュード:40点 ホンダ シビックタイプR:60点
ラダーフレームクロカン比較:トヨタ ランクル250 vs 三菱 トライトン
両車とも道なき道を走り切れる本格派のクロスカントリー四駆だ。この手のクルマはタフな道具として使い勝手のよさと信頼性の高さが要求される。世界中で激務に耐えているから、ともに信頼性はピカイチだ。
世界が認めるランクルは、バランス感覚が絶妙なSUVである。卓越した走破性能に加え、快適性も高い。
トライトンは1ナンバーで商用車扱いになるのがハンデだが、走りの実力は一級品だ。パワーユニットは1機種だけだが、パンチ力があり、快適性もガソリン車に肉薄する。
ラリーの分野でも実績を残しているが、歴史が浅いし、貨物車に特化しているのでランクルのような神話はない。これが惜しいところだ。
●評価……トヨタ ランクル250:60点 三菱 トライトン:40点
























コメント
コメントの使い方ランクル250のガソリン、ハイエースのワイドのちっちとも実用域の馬力皆無なのに60点???