冬にバッテリーがあがって出動できないことも多いので要注意
寒い冬、バッテリー上がりが起きれば、JAFのロードサービスを呼んだとしても1~2時間待たされるケースもありえる。もしもの時に備えてジャンプスターターを備えておくのもいいが、そうならないようにせめてバッテリーが今健康的な状態なのかチェックしておきたい。
バッテリーが2~3年交換していない場合は危険度が増すのを頭に入れていたほうがいい。バッテリー上がりの予兆としては、ライトが暗くなった、パワーウインドウの動きが鈍くなった、エンジンがかかりにくい、アイドリングストップが作動しなくなったという症状が出てくる。
おススメはバッテリー性能や蓄電容量が著しく低下する現象、サルフューションを解消させるパルス充電機能を持つバッテリー充電器で定期的に充電することでバッテリーの寿命を延ばすことができる。
大自工業メルテック社の全自動パルス充電器(「SCP-1200」は約6000円前後~)は、充電の電流に微細な周波数を与えることで、サルフェーションを解消させるもので、スイッチで選択すると1時間のパルス充電の後に通常の充電を行う。ただし、サルフェーションがかなり進行してからパルス充電を行なっても、効き目は限定的だそうだ。
新車でも数ヶ月に1度しか乗らずに停めっ放しのクルマは、バッテリーの劣化が早いが、パルス充電を行なうことで寿命を伸ばすことができるそうだ。
実際、5年間で2、3回バッテリー上がりを起こしてしまったような乗り方でも、パルス充電を行なうことで交換することなく使い続けられるケースも少なくないという。
1、2週間に1度は、充分に走行してバッテリーを充電してやれば、バッテリーの寿命は5年以上使用できるという。
意外に見落としがちなクーラント液とウォッシャー液の凍結
意外に見落としがちなのはクーラント液とウォッシャー液の凍結対策。クーラント液が万一凍ってしまうと、始動時に冷却水が循環しなくなってオーバーヒートを起こすこともあるし、最悪の場合シリンダーブロックが破壊されてエンジンが使いものにならなくなる可能性がある。
クーラント液の点検は、エンジンが冷えている状態で、液面がリザーバータンク側面にある上限ラインから下限ラインの間にあればOK。
クーラント液は一般的に30%~50%の濃度で使用され、凍結温度は50%時で約-36度といわれている。なんのこっちゃと思った人は、無理をせずディーラーや整備工場に持ち込んで交換することをおススメしたい。



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