日々登場するクルマ・モビリティ関連の気になる話題。その中から特に注目したい重要なニュース、面白いニュースをピックアップし、その内容を自動車評論家の片岡英明氏に解説&分析していただく。あなたの気になるニュースがきっとある!?
※本稿は2025年11月のものです
文:片岡英明/写真:日産、ホンダ、タカラトミー
初出:『ベストカー』2025年12月10日号
新型ルークスの受注から1カ月……売れゆきは絶好調!
日産の軽スーパーハイトワゴンとして5年ぶりにフルモデルチェンジを果たしたルークスが、受注開始から1カ月で1万1000台を突破。約8割が、ハイウィスターシリーズを選択しているのも大きな特徴です。
●片岡氏のコメント
日産は、ジャパンモビリティショーでも積極的にニューモデルをアピールした。後がない日産は、9月19日にルークスをモデルチェンジし、送り出している。軽自動車の新車販売は2カ月続けて前年割れだったが、9月にはかろうじて前年越えを達成した。
日産は9月、軽自動車の新車販売において、前年同月比76.5%と、実績を大きく落ち込ませている。だが、最新作のルークスは好調だ。日産の発表によれば受注開始から1カ月で受注販売台数は1万1344台に達したそうだ。
本誌の発売時には10月の販売台数がわかっているが、台数とともに販売ランキングの上位進出にも期待がかかる。トータル性能の高いスーパーハイトワゴンだから頑張ってほしいね。
ホンダジェットがまたまた偉業を達成!
ホンダジェットがビジネスジェット機では最小となる、ベリーライトジェットカテゴリー内のツインエンジンジェット機として、世界で初めて持続可能な航空燃料を100%使用した試験飛行に成功しました。
●片岡氏のコメント
ホンダジェットは、世界が認める高効率のパーソナルジェットだ。
今、航空機業界は航空領域でのCO2排出量の削減に頭を悩ませている。カーボンニュートラルを達成する手段のひとつとして、近頃注目を集めているのが持続可能な航空燃料(SAF)の採用だ。
現在のSAF含有量の上限は50%だが、今回の試験飛行の成功によって100%SAFを使用できる可能性を確認することができた。これは世界初の快挙である。飛行性能においても既存のジェット燃料を使った場合と同等だそうだ。
SAFの安全性が証明されれば、実用化への道は大きく開けるね。この先の発展が楽しみになってきた。
トミカ生誕55周年記念! 初のファン感謝祭をアキバで開催
トミカの誕生55周年を記念して、ブランド史上初となるファン感謝祭「トミカ・オーナーズ・ミーティング」の開催が決まりました。2025年12月5日から7日まで、秋葉原の「アキバスクエア」で行われる予定です。
●片岡氏のコメント
これは、これまでトミカを支えてくれたファンに感謝し、交流を図るためのイベントだ。すでに55周年記念モデルを発売している。これに続いてオタク系の聖地である「アキバスクエア」で、ステージイベントやトミカの展示、グッズ販売などを行うのだ。ファン同士の交流の場にもなる。
コンテンツは盛りだくさんだ。注目のひとつは、ステージ上の壁面にブランド史上最大規模の5000台を並べた「トミカウォール」である。
また、トミカを深掘りするスペシャルステージも用意された。多彩なゲストと開発者によるトークショーは、マニアには嬉しい企画だと思うよ。
入場には予約チケットが必要だが、5日と6日の16時以降はフリー入場タイムだから楽しめるはず。
※「トミカ・オーナーズ・ミーティング」はすでに終了。
【画像ギャラリー】日産の大逆転はここから始まる!? 2025年9月の登場から1カ月で1万台以上を受注した新型日産 ルークス(8枚)画像ギャラリー











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