圏央道(首都圏中央連絡自動車道)外回りの“魔の空白区間”についに終止符が打たれる。これまで菖蒲PAから江戸崎PAまで77kmも休憩施設がなく、多くのドライバーがトイレ事情に震えてきた(大げさ)。そんな外回りに2026年1月31日、新たに坂東PA(外回り)がオープンするのよ!!
文:ベストカーWeb編集部/写真:NEXCO東日本、Adobestock(トビラ写真=zheng qiang@Adobestock)
【画像ギャラリー】新しい外回り坂東PAの詳細を見て!(4枚)画像ギャラリーついに外回りにも休憩ポイント誕生!
これまで圏央道の外回りは、埼玉の菖蒲PAを過ぎると茨城県の江戸崎PAまで77kmもSA/PAが存在しない区間が続いていた。“トイレに行けない魔の空白区間”として恐れられてきたのはご存じのとおりである。
内回り側には2024年4月に坂東PAがオープンしていたものの、外回りは依然として休憩施設がなく、多くのクルマ旅ユーザーから「なんとかしてくれ!」と嘆きが上がっていた。
そんな状況をついに救うのが、2026年1月31日15時にオープンする坂東PA(外回り)だ。場所は坂東IC~常総ICの間で、駐車枠は大型33台、小型39台のほか、障がい者1台、二輪車4台、特大車2台と十分なキャパシティを確保。トイレは男性が小9基・大7基、女性が16基、さらにバリアフリー1基、家族トイレ1基と盤石の布陣で、まさに「トイレ難民」に光をもたらす存在である。
施設は最新仕様! 地域色も加わって楽しいPAに
坂東PA(外回り)は単なる休憩所ではない。照明や換気設備に省エネ機器を導入したうえ、太陽光パネルによる再生可能エネルギーを活用したNearly ZEBを達成する見込みで、今どき感もしっかり備えている。園地には地域の桜であるベニサシマが植栽され、ベンチも多く配置されるなど、ドライブで疲れた心身をリフレッシュできる空間づくりが特徴だ。
また、家族連れにうれしい家族トイレも完備。坂東市のキャラクター「ねぎ爺」「ねぎ婆」が壁面にあしらわれ、ちょっとした癒やしポイントにもなっている。同時にオープンするファミリーマートは24時間営業で、コーヒーやフラッペ、ファミチキ、さらに地元名産の「将門煎餅」まで扱う充実ぶり。さらに外回りオープンに合わせて設置されるハイウェイスタンプは、市内小学生がデザインを手掛けたもので、地域とのつながりも深い。
長らく空白だった圏央道外回りの休憩事情は、これで大きく改善されるはず。ドライバーの強い味方がまた一つ増えたのである。
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