年末年始は帰省や旅行などで、1年を通して最もレンタカーの利用者が増える時期。この時期は普段運転する機会の少ないドライバーがハンドルを握っていることも多いため、トラブルも多く発生します。今回は年末年始に増える、レンタカーのトラブルを3つ紹介します。
文:ゆーたGVB(Team Gori)/写真:写真AC
大渋滞に巻き込まれて帰着時間までに戻れない
年末年始は帰省ラッシュや連休を利用した旅行などで、普段よりも格段に交通量が多くなります。特に観光地や高速道路では渋滞が発生しやすく、移動にいつもの倍以上の時間がかかってしまったり、普段は混まない道が渋滞したりします。
そのため、レンタカー利用者が予定していた返却時間に間に合わないといったトラブルが多くなります。年末年始のレンタカーは予約が増えるため、返却時間が遅れると後ろの予約にまで影響が出て、店舗や次の利用者に迷惑をかけてしまう可能性があります。
返却時間を閉店間際に設定している方は特に注意が必要です。うちの店舗の場合、閉店時間までに間に合わない場合は翌日朝に返却することになります。そうなると、延長料金が発生するだけでなく、さまざまな追加の出費が発生したり、そもそも予約していた公共交通機関に乗れなくなります。
返却時間が迫り、焦って運転をするのは事故にも繋がりやすくなるので、年末年始にレンタカーを利用する場合は、いつも以上に時間に余裕を持って行動するようにしましょう。
時間や返却場所を変更したのに予約が一杯
年末年始は予約なしで来店した方を全員断らなければいけないほど、予約が埋まっていることが多いです。そのため、出発時に返却時間や返却場所を変更しようと思っても、断られることがあります。
特に年末年始に多いのは、公共交通機関が混雑しているため、返却場所を自宅近くの店舗に変更したいといった相談が多くあります。しかし、年末年始などの大型連休の際は、次の予約が入っていることが多いので、事前に乗り捨て利用で予約していない場合は、変更を断られるケースがほとんどです。同様の理由で、延長利用も断られることが多くなります。
返却直前ではなく、出発時に店員に相談すれば、変更が可能となる可能性もあるので、もし変更したいと思った際は早めに相談するようにしましょう。
平野部で降雪による大混乱に巻き込まれる
その時の気候にもよりますが、年末年始は普段あまり雪が降らない平野部でも降雪がある可能性があります。突然の降雪で身動きが取れなくなり、渋滞や事故に巻き込まれるといった場合もあります。
天気予報を確認して降雪の可能性がある場合は、スタッドレスタイヤを装着しているレンタカーの利用をおすすめします。しかし、普段雪の降ることが少ない地域のレンタカー店では、この時期でもスタッドレスタイヤが装着されていないクルマが多いため、利用前に確認しましょう。
また、スタッドレスタイヤを装着しているクルマが少ない場合、ネットからの予約ではスタッドレスタイヤを指定できないこともあるので、予約したあとに必ずレンタカー店に連絡して、必要な場合はスタッドレスタイヤ指定に変更してもらいましょう。
レンタカーを利用する人が増える年末年始のトラブルは、自信が困るだけでなくレンタカー店や次の利用者にも迷惑をかけてしまう可能性があります。不測の事態が起きやすい時期だからこそ、事前の確認と準備、余裕を持った行動をするように心がけましょう。
【画像ギャラリー】まだまだある……年末年始のレンタカー利用時の落とし穴(3枚)画像ギャラリー






コメント
コメントの使い方