■【小沢コージ・選】 スズキ ジムニー
これはもうジムニーしかないでしょう! 小沢的に街乗りなど一般道での乗り心地が先代モデルから劇的に改善されていたのにはビックリさせられたもの。
なんかね、従来までのジムニーには軽さからくるオンロードでのしっかり感がなかったのよ。もちろん、軽快感自体はあったんだけど、その半面でフラフラ感があったというかね。
それが現行型になってからはターボエンジンがジムニー専用にチューニングされたり、ステアリングダンパーが入ったり、ありとあらゆる面が進化している。この進化度が強烈だったのよ、マジで。真骨頂であるオフロードでの楽しさは健在……どころかますます磨きをかけているし。
唯一の弱点は高速道路での騒がしさ。100km/h巡行でも3000~4000rpmになる、あのジムニーのギア比の低さはちょっとね……。でもさ、ホントにネガはそこだけ!
■【松田秀士・選】 マツダ CX-8
それはCX-8だとボクは思っている。なぜか? その疑問に対する回答は「日本でのさまざまな環境に対応したSUV」だからだ。例えば、日本では3列シートを持つカテゴリーといえばミニバンが定番だけど、CX-8はそうしたミニバンユーザーをSUVに引き寄せた功績を持つ。
そもそも車高の高いSUVでボディサイズの大きいモデルともなれば、ハンドリングや機動性などといった走りでの評価項目はスポイルされがち。が、このCX-8にはそれがない。
3列シート車のパッケージングは保持したいいっぽうで、走りにも妥協はしたくない。CX-8はそんなユーザーのニーズを巧みに汲み取ったモデルだと言っていいだろう。
高い居住性と運転していて楽しい走りのレベルの高さ、そのふたつをギリギリの範囲で両立しているのがCX-8ならではのレゾンデートル(存在意義)なのだ。
その難題を成立させている要因は、北米専売の上級3列シートSUVのCX-9をベースにしているということに尽きる。サスペンションアームもCX-9ベースだからこそ、あのサスの動きのよさを実現できた。お薦めは2.5Lガソリンターボ!
■【片岡英明・選】 三菱 アウトランダーPHEV
走りの楽しいSUVといえば、いろいろ個人的な主観は違ってくるのだろうけど、個人的にアウトランダーPHEVを挙げておきたい。
このクルマ、デビューは2013年1月とPHV車では先代プリウスPHVに続く2番目の車種でモデルスパンもかなり長期となっているが、SUVとしての新しい価値観をユーザーに与えてくれたクルマとして高く評価したい。
SUVなのに燃費はよくて、モーターのアシストによる加速もいいのだけど、ターボエンジンとはまたひと味違った新鮮な魅力を堪能できるポイントを高く買ったからだ。
輸入車のテスラもそうだけど、“今までにないワクワク感”をこれほどまでに与えてくれたSUVって従来にはなかった点も高く評価したい。
50kmほどはEVとして走行できる実用性を持ちながら、いざハンドルを握ると自分がこのクルマを操っているという「主役感」を味わわせてくれるクルマ、それがアウトランダーPHEVなんだと思う。
しかも三菱はランエボの時代から脈々と培われてきたS-AWCなどの電子制御介入の味つけが実にうまい。熟成も進んだ今がベストだね。
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