日常に密着し、日々の暮らしを支えてくれている軽自動車。軽自動車の中には、スポーツモデルじゃなくても、気軽に走りを楽しめる車種があるのをご存じだろうか? 軽自動車のチューニングやモータースポーツを行っている自動車部部員が、人気モデルを紹介する。
文:小まさと(Team Gori)/写真:スズキ、三菱、ダイハツ、ホンダ
ツインカムエンジンが人気の5代目アルト
誰もが一度は名前を聞いたことがあるスズキのアルト。なかでも5代目は走るのにもってこいで、車重約600kgの軽量ボディが魅力です。後期型にはオールアルミ製の直列3気筒DOHC12バルブのK6Aを搭載。実はこのエンジンが人気の理由です。
ツインカムヘッドのため、自然吸気でも高回転までスムーズに吹け上がり、チューニングベースにピッタリ。軽耐久レースのベース車として人気なので、少し相場が上がっているが気になりますが……。購入する際は、製造から20年が経過しているので、ボディの錆とエンジンからのオイル漏れのチェックは必須です。
カスタム済み車両が多く出回る7代目ミラ
街でよく見かける7代目のミラ。ベース車として人気なのはKF-VEエンジンを搭載した5速MTモデルです。FFの商用バンなので、車重は先述の2台と比べると少し重たいですが、軽量化できる余地があるので問題ありません。
軽耐久レースで周回しているとブレーキディスクが真っ赤になり、ブレーキパッドがボロボロになるので、冷却用ダクトの設置がオススメ。車高調などが装着されている個体も多いため、カスタム済みの車両を買って楽しむのもありです。
今回紹介した3車種は学生の遊びグルマのみならず、大人の遊びグルマとして人気を博しています。相場が落ち着いている今のうちに中古車を購入して、サーキット走行や軽耐久レースを楽しんでみてはいかがでしょうか。
ちょっと上級者向け? エンジンスワップで大化けする8代目ミニカ
8代目のミニカも走りが楽しいモデルです。エンジンは直列3気筒SOHC12バルブ自然吸気の3G83。パワーは50ps程度で、車重もアルトに比べるとやや重いですが、同時期の別車種に搭載されていた3G83のターボエンジンに載せ替えると軽量ハイパワーなマシンが完成します。
みんながミニカの魅力に気づいたら相場が上がるのは間違いないので、買うなら今がおすすめです。
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