「小さくたって悪路走破性はクロカンSUVを凌駕」 スズキ・ジムニー
ジムニーといえば、言わずと知れた軽自動車規格のSUV。ナリは小さいけど悪路走破性は本格クロカンSUVに匹敵するし、なによりもコンパクトサイズゆえの楽しさがある。
初代が登場してから50年以上の歴史を誇るジムニーだが、2018年には4代目にあたる現行モデルがデビューした。
スクエア形状のスタイリングは機能性を持ち合わせたもので、丸形ヘッドライトや5スロットグリルなど、伝統的なディテールを継承している。
メカニズムも先代から受け継いだ部分が多く、伝統のラダーフレームは前後にクロスメンバーを追加することでボディ剛性が約1.5倍アップ(先代比)。サスペンションも前後3リンクリジットを継承し、優れた接地性と大きな対地クリアランスを確保している。
SUVでキモとなる4WDシステムは、空転した車輪にだけブレーキをかけて駆動力を確保するブレーキLSDトラクションコントロールや、ヒルホールドコントロール&ヒルディセントコントロールこそ備えるものの、コンベンショナルな副変速機付きのパートタイム4WDだ。
このように、最新の電子デバイスがない反面、実績十分のメカニズムを採用しつつアップデートすることで、オフロード性能を向上させながら高い信頼性も実現したのである。
小さな車体にたくさんの魅力を詰め込んだジムニーは、男心をくすぐる最高のホビーと言えよう。
「軍用車をルーツに持つアメリカン本格SUV」 ジープ・ラングラー
ジープブランドのなかで、最もタフなモデルがラングラー。同車の起源は米国陸軍の要請により開発された「ウイリスMB」にあるがゆえ、無骨なデザインや堅牢なフレームなど伝統に則ったクルマづくりがなされている。
2018年に登場した現行モデルも、そういったアイコニックな部分を継承しつつモダンに進化。ボディバリエーションは2ドアの他、4ドア「アンリミテッド」が設定された。
パワートレインも現代的なもので、エンジンは3.6リッターV6の他にダウンサイジングの2リッター直4ターボも遅れて登場(後にV6は消滅)。4WDシステムは、フルタイムとパートタイムのイイとこ取りをしたオンデマンド式のフルタイム4×4システムを採用し、優れたクロカン性能と快適なオンロード性能を両立している。
また、時代に合わせてPHEVモデルも登場。日本仕様はすでにカタログ落ちしているが、その衝撃は相当なものだった。
2024年には改良が施され、ジープの象徴である7スロットグリルのデザインを変更。新意匠のアルミホイールや12.3インチタッチスクリーン、サイドカーテンエアバッグも装備された。
さらに、一部グレードにはフル・フロート・リアアクスルを採用し、最大牽引能力を向上させている。
現在、世界的にもSUV人気は相変わらずで、国内外ではさまざまなモデルが販売されている。しかし、ラングラーほどタフで無骨、そしてロマンを感じるSUVはないだろう。
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