「魔法の絨毯」シトロエンC4 MAXハイブリッド際立つ個性と魅力は仏車デビューにもってこい

「魔法の絨毯」シトロエンC4 MAXハイブリッド際立つ個性と魅力は仏車デビューにもってこい

 フォルクスワーゲン「ゴルフ」やプジョー「308」などが属する欧州の定番クラスCセグメントにおいて、独自のデザインと「魔法の絨毯」と称される乗り心地で確固たる個性を放ってきたシトロエン「C4」。そのハイブリッドモデルである「C4 MAX HYBRID」がエクステリアを中心にリフレッシュされ、2025年11月27日に発表された。

 輸入Cセグメント車の中でもトップクラスの燃費性能を誇りながら、快適性とデザイン性をさらに磨き上げた最新C4についてご紹介しよう。

文:立花義人、エムスリープロダクション/写真:STELLANTIS

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ひと目で惹きつける、シトロエン流クロスオーバーデザイン

 今回の新型「C4 MAX HYBRID」の最大の魅力は、ひと目でそれと分かる個性的なスタイリングだ。全長4375mm×全幅1800mm×全高1530mmという、欧州Cセグメントの標準的なサイズのハッチバックをベースに、SUVテイストを巧みに融合させたフォルムは、欧州車の中でも強い印象を残すデザイン。フロントフェイスには最新世代のシトロエンデザインを象徴する新エンブレムとシャープなライトシグネチャーを採用し、従来モデル以上にモダンで洗練された表情を獲得している。

 今回のアップデートでは、ブラックルーフを組み合わせたバイトーンカラーを新たに設定。ボディカラーとのコントラストが際立ち、引き締まった精悍な印象が強められた。抑揚のあるボディサイドの造形と相まって、単なる実用車にとどまらない「シャレオツ」な存在感を放っている。個性的ではあるが、奇をてらった印象はない。さじ加減が絶妙なのだ。

個性的だが、クセは強すぎない。印象的であってもオシャレだと感じさせるデザインは秀逸だ
個性的だが、クセは強すぎない。印象的であってもオシャレだと感じさせるデザインは秀逸だ

マイルドハイブリッドでありながら、EV走行が可能

 ハイブリッドシステムの完成度の高さも見逃せないポイントだ。1.2Lのガソリンターボエンジンに48Vの電動モーターを組み合わせ、6速デュアルクラッチトランスミッションを介して走らせるマイルドハイブリッド方式を採用。特徴的なのは、マイルドハイブリッドでありながら、エンジンとモーターの間にあるクラッチを切り離すことで、EV走行が可能な点。

 このシステムにより、WLTCモード燃費で23.2km/Lを達成。欧州Cセグメントの輸入車としてはトップクラスの低燃費性能を実現している。

 ストップ&ゴーの多い市街地ではモーターの恩恵を生かし、高速巡航ではエンジン効率を最大限に引き出す。燃費性能と走りの自然さを高次元で両立している点は、単なる数字以上に価値があるだろう。

新開発の1.2Lガソリンターボエンジンに、48Vの電動モーターを内蔵した6速DCTを組み合わせたマイルドハイブリッドシステム。クラッチを切り離すことでEV走行も可能だ
新開発の1.2Lガソリンターボエンジンに、48Vの電動モーターを内蔵した6速DCTを組み合わせたマイルドハイブリッドシステム。クラッチを切り離すことでEV走行も可能だ

もちろん「魔法の絨毯」も健在

 もちろん、シトロエン車ならではの乗り心地も特長だ。シトロエン伝統のサスペンション技術「プログレッシブ・ハイドローリック・クッション(PHC)」は、路面からの入力を巧みにいなし、常にフラットで穏やかな乗り味をもたしてくれる。古くから「魔法の絨毯」形容されてきたシトロエンの乗り心地は、最新モデルであるC4 MAX HYBRIDでも健在で、長距離移動でも疲労を感じにくいだろう。

 ただ、単に柔らかいだけではなく、十分なボディ剛性と、車両特性に合わせて最適化されたEPSのセッティングにより、欧州車らしい安定感のあるハンドリング性能も確保されている。快適性を土台にしながら、フランス車ならではのしなやかさと確かな直進安定性が高次元で調和している点は、このクルマならではの美点だ。

C4 MAX HYBRIDのインテリア。7インチに拡大したインストルメントパネルが視認性を高める
C4 MAX HYBRIDのインテリア。7インチに拡大したインストルメントパネルが視認性を高める

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