自動車趣味は、運転を楽しんだりカスタムしたりばかりではない。鉄道ファンに乗り鉄、撮り鉄があるように、クルマにも「撮影して楽しむ」という手段がある。ここではプロのフォトグラファーに上手なクルマの撮影法を伺った。
※本稿は2025年12月のものです
文:伊達軍曹/写真:阿部昌也、伊達軍曹、ホンダ
初出:『ベストカー』2026年1月10日号
フォトグラファー・阿部昌也さんによる写真講座
●フォトグラファー・阿部昌也さんプロフィール……1971年、兵庫県宝塚市生まれ。1994年にフリー活動を始め、1996年に阿部昌也写真事務所を東京・目黒にて設立。現在、数多くの自動車メディアや自動車メーカー公式媒体などで活躍中
イタリア製の旧車なども所有する阿部昌也さんだが、今回はあえて阿部家の足グルマであるホンダ N-BOXを被写体とした。で、さっそく筆者がスマホで撮影しようとすると、阿部さんからダメ出しが。
「キレイな写真を撮りたいなら、まずはレンズを拭いてください。絶対に汚れてますから。シャツの端とかでいいので、とにかくレンズを拭くことが重要です」。
なるへそ~と思いながらレンズを拭き、そしてスマホを構える。が、再びのダメ出しが。
「その位置(自分の身長くらいの位置)でスマホを構えることが悪いとは言いませんが、もっと低い位置や、逆に高い位置などを試してみると、被写体のクルマが美しく見える角度が見つかると思いますよ」。
ふむふむ、なるへそ~! と納得しつつ、低く構えた位置からN-BOXを狙ってみる。が、やはりまた阿部さんからのアドバイスが。
「もうちょっとクルマから離れたほうがいいですね。近くから広角レンズで撮ることが悪いわけではないのですが、遠めから望遠で狙うほうが余計なモノが写り込まなくなるため、いい結果になりやすいと思います。あとは今、まばらな影がボディサイドに入ってますね」。
阿部氏いわく、あえてまばらな影を入れ込むのもおしゃれだが、素人が上手にやるのは難しいため、光が均一に当たる場所にクルマを置くべきとのこと。
なるへそなるへそと思いながらN-BOXを移動させたが、ここは逆光だなぁ。
「いえ、逆光を恐れる必要はありません。最近のスマホは逆光でも写せますし、逆光ならではの『シルエットが際立つ写真』とかもカッコいいですからね」。
ということで、最後に阿部さん自身に撮ってもらったのが冒頭の1枚。なるへそ、こういう感じで撮ればいいのか! ありがとうございます!
●スマホ写真術 極意五箇条!!
その1:まずはスマホのレンズを拭く
その2:目線の高さをいろいろ変えてみる
その3:クルマからなるべく離れて撮る
その4:「まばらな光」は極力避ける
その5:「逆光」を恐れない
このほかステアリングを少し切ると画面に動きが出るが、切りすぎるとダサくなるので要注意。「ちょい切り」くらいがカッコいい。
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